憧れのマンションコンシェルジュとして人生をリスタート

働く人の声, マンションコンシェルジュ, コミュニティセンター便り

コミュニティセンター便り第81号-2022年3月1日発行

更新日：2022年3月1日
第81号では大阪のマンションでコンシェルジュをこなすTさんにお話を伺いました。

この文章の要約

● マンションコンシェルジュの役割は快適なマンションライフをサポートすること

● 居住者さまからの「ありがとう」がマンションコンシェルジュのやりがい

● 居住者さまやゲストには常に誠実に対応することが大切

● マンションコンシェルジュの代行としても活躍

Table of Contents

Qマンションコンシェルジュのお仕事につくことになった経歴は

マンションコンシェルジュスタッフ私はマンション暮らしが長く、「マンション」という居住空間が好きなんです。マンションには世代や、これまで住んでいた場所がバラバラだった人たちが縁あって同じ場所に集まり、１つのコミュニティを創り上げています。
時には課題に直面することもありますが、皆で知恵を出し合って問題解決をし、皆が快適に暮らせる場所を目指しています。
居住者さまが安心して快適なマンションライフを過ごせるように様々なサポートを行っているのがマンションコンシェルジュです。　

私はそんなマンションコンシェルジュという仕事にずっと憧れていました。
子供が大きくなってようやく外で仕事ができる状況になったことを機に、「第２の人生はずっと憧れていたマンションコンシェルジュの仕事をしよう」と決め、コミュニティセンターのマンションコンシェルジュの求人に応募しました。
子育てに専念していた期間が長かったので面接はとても緊張しましたし、結果が来るまではドキドキでした。
採用のご連絡をいただいた時には、とても嬉しかったです。

Qマンションコンシェルジュの役割はなんでしょうか？

最も大切な役割は、居住者さまが毎日快適に暮らせるようサポートすることですね。
居住者さまからは宅配便やクリーニングの取次、タクシーの手配、共用施設の予約をお願いされることが多いです。
ゲストの受付や取次、ご案内も行います。　

コンシェルジュカウンターに立っているときは常に笑顔で、声を掛けやすい雰囲気を作るように心がけています。
私が今働いているマンションはエントランスの前にコンシェルジュカウンターがあるので、皆さまは必ずコンシェルジュの前をお通りになります。
居住者さまがお出かけになる際は「いってらっしゃいませ」、お帰りになった際には「おかえりなさいませ」と必ず挨拶をします。
もちろん、ゲストもお客さまですから、失礼のないように丁寧に応対するようにしています。　

代行業務に入ることもあります。代行コンシェルジュは、１つの物件にずっと勤務するのではなく、欠員が出た物件に行きます。物件独自のルールもありますが、コンシェルジュとしての役割や、やるべきことは同じなので戸惑いはないですね。
むしろ、いろいろなマンションを見ることができて楽しいですよ。マンション好きの私にはぴったりの働き方だなと思います。

Q居住者さまと接するときのコツは

居住者さまが不快な思いをするようなことは絶対にしてはいけないと思っています。時にはご指摘をいただくこともありますが、どのように話をしたら居住者さまがご納得いただけるのか、何を望まれているのか。
顔色や表情などを観察しながら、慌てず、冷静に対応するようにしています。
学生時代にウェイトレスのアルバイトをしていた経験も役に立っていますね。　

先ほど居住者さまには必ず挨拶をするとお話ししましたが、居住者さまも様々な年齢の方がいらっしゃって、挨拶を苦手に思われる方もいます。コンシェルジュカウンターの前を通って行かれる姿を観察して、その方が求めていることを考え、居住者さまにあわせて臨機応変に対応することがコツかなと思います。　私自身が人に喜んでもらうことが大好きなので、「この人を笑顔にしたい」そんな気持ちで誠意をもって接するようにしています。

マンションコンシェルジュは常に誠実であれ

Qマンションコンシェルジュのやりがいは

ありきたりな回答になってしまうかも知れませんが、誰かの役に立っているなと実感できることです。私にとってマンションコンシェルジュは憧れの職業でしたから、憧れの仕事に就けているだけで日々喜びを感じています。
「辛いな」「辞めたいな」といったマイナスな気持ちになることはないですね。居住者さまの笑顔が見れたり、「ありがとう」「助かったよ」というお言葉をいただけることが、やりがいにつながっています。

Q代行ならではの大変さはありますか？

物件それぞれにローカルルールは存在するものの、マンションコンシェルジュに求められる役割や、接客の基本は同じですので、特別大変なことはありません。
ただ、代行スタッフの場合は居住者さまと顔見知りになりにくいという点が、唯一の難しさですね。
同じ物件にずっと勤務していれば居住者さまの特徴や志向も把握していけますが、代行の場合は、初めてお目に掛かる居住者さまに常勤コンシェルジュさんと同じレベルの接客をしなくてはいけないので、難易度はあがります。
先ほどお話ししたように、その方の表情や声色をしっかりと観察し、「求められていること」に丁寧に対応していくことが必要だと思います。

Q研修で教わったことで気を付けていることは？

私が特に気を付けている点が２つあります。ひとつは、分離礼です。挨拶をするときには、相手の目を見てご挨拶をしてからお辞儀をすることを徹底しています。それが相手にこちらの気持ちを誠実に伝える挨拶だと教えてもらいました。

もうひとつは、常に「誠実」であることです。居住者さまから何か聞かれたときに、わからないことは正直にわからないことをお伝えし、正確な事実を確認してから回答するようにしています。
知ったかぶりをして万が一誤った事実をお伝えしてしまったら、その方は二度とコンシェルジュを頼ってくださらないでしょう。
私たちの日々な誠実な対応が、居住者さまとの信頼関係構築につながっていると思います。

Q後進の方へのアドバイスをお願いします

私のように人と接することが好きな方、人を喜ばせることにやりがいを感じる方はマンションコンシェルジュの仕事が向いていると思います。
ママ友とのお付き合いの中で培ったコミュニケーション能力が生かせるところも、私のように子育てがひと段落して「また仕事がしたいな」と思っている世代の女性におすすめできるポイントですね。　
お客様に愛されるマンションコンシェルジュを目指して、切磋琢磨できる仲間が増えていくことを楽しみにしています。

… まとめ..コミュニティセンターから一言

コンシェルジュの代行が定着している関西支店の推薦を受け、関西のコンシェルジュ第1号のTさんを取材してきました。様々な居住者さまが、いろいろな思いで生活をしている「マンションという空間が好き」「いつかマンションで働きたい」という想いをずっと心に抱き、お子様が手を離れたことをきっかけにマンションコンシェルジュの求人に応募せれました。人に関わる仕事が大好きなTさんは、常に「笑顔」で「誠実」な対応を徹底されており、そのお話しからはマンションコンシェルジュとしてのプロ意識を感じました。

マンションコンシェルジュに関するよくある質問FAQ

Q.マンションコンシェルジュの役割は？

マンションコンシェルジュは質の高いサービスを提供し、居住者さまの安全で快適な生活をサポートしています。丁寧なきめ細やかな対応をすることで、居住者さまに喜んでいただくことはもちろんのこと、マンションのブランド価値を高めることにもつながります。主な業務内容は、受付、クリーニングや宅配便の取次、タクシーの手配、共用施設の予約などがあります。

Q.未経験でもマンションコンシェルジュの求人に応募できますか？

はい、応募できます。コミュニティセンターにはマンションコンシェルジュに未経験だったスタッフも大勢活躍しています。採用させていただいた場合、弊社のマンションコンシェルジュの研修を受けていただきます。講師はコンシェルジュ業界出身の経験豊富な社員が担当しますので、ご安心ください。

▶マンションコンシェルジュのお仕事無料相談フォームはこちら

齋藤京子

この記事を書いた人
株式会社コミュニティセンター社長室長
コミュニティセンター便りの取材に携わって４年、最近は原稿のデザイン制作や動画制作を一手に引き受けている。取材の時は物件を訪れスタッフの生の声を聞き、管理員業務のやりがいや楽しさを伝える無類のワイン好き　スタッフとはいつもお酒の話で盛り上がっている。