関西支店で 7年。仕事とウォーキングで健康一番
コミュニティセンター便り第51号-2019年8月1日発行
第51号では、大阪府内でマンション管理員代行業務に従事するIさん(73歳)を紹介します。
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Qプロフィールをご紹介ください
繊維メーカーに勤務し、営業事務を担当していました。60歳で定年だったのですが、その前に出向していましたので、64歳までサラリーマンを続けました。一時、3年ほど東京にいたこともありますが、人生のほとんどを関西で過ごしました。生まれも大阪です。
定年退職後、仕事を探していたのですが、なかなか良い縁がありませんでした。新聞に掲載されていたコミュニティセンターの募集広告に目がとまって連絡してみたところ、すぐに登録することとなり、研修を受けてマンション管理の代行業務を行うようになりました。
コミュニティセンターで仕事をするようになって 7年になります。当時は、関西支店がスタートして間もない頃だったようです。
Qマンション管理のお仕事はいかがですか?
マンション管理という仕事は全く経験のない仕事でしたね。掃除も家の掃除を手伝う程度の経験しかありませんでした。
最初に一日研修を受けて、その後現地での業務に就きました。現場では代行員 2人一組の体制で 3カ月間、指導を受けながら仕事を覚えていきました。この間で指導を受けたことが後々とても役に立ちましたね。とてもいい経験をさせていただいたと思っています。 最初の1年間は固定で勤務し、その後あちこちに行きまして、いろんな場所でいろんなやり方を経験しました。小旅行をしているようでした。
ここ数年は、主に同じマンションで清掃作業を中心に管理業務を行っています。
Qお仕事で大変なことは?
一人でやる場合と、二人でやる場合がありますが、一人の方が気は楽ですね。複数の場合は、それぞれの分担はあるにせよ、場所や人によって事情ややり方が違うこともあります。ですから、意思の疎通がうまくいかないと、ちょっとした行き違いやトラブルが起こることもあります。複数の人間でやる場合、状況によっては相手に合わせてやらなければならないので、対応に苦慮することもあります。同じ事柄でも人によっては受け止め方が違うこともありますので、言い方や伝え方に気を付けないといけないと感じています。
Q生きがい、人生の楽しみは?
私は落ち着きのない人間でしてね。家でもじっとしていないんですよ。私自身はそんな自覚はないのですが、家族からはそう言われています。
お酒も好きですが、10年以上、長い距離のウォーキングを趣味にしています。一日で行って帰って来れる距離を歩きます。
Q興味深いですね。詳しく教えてください。
サラリーマン時代の先輩と歩いています。そのかたは77歳で、私の人生の師匠みたいな存在です。
一年一年テーマを決めて歩いています。例えば街道歩き。東海道や中山道。日帰りで行ける距離を計画して歩きます。京都三条から豊橋の二川宿までを 3シリーズに分けて歩くとか。13回に分けて、琵琶湖一周、200kmを歩いたこともあります。滋賀県のマキノの「メタセコイア並木」の並木道を 3人で歩きましたが、新緑の並木道は印象的でした。大阪八百八橋の橋巡りは、半分以上歩きました。大阪市内もあちこち歩きました。結構歩きましたね。
一日 15~20km歩きます。尼崎の野田から兵庫県の新長田まで一日 30km歩いたこともあります。その時はさすがに足の裏にマメができてしまいました。午前 8時から午後 5時、6時ごろまで歩きました。12分で 1km、1時間で 5km。ゆっくり歩いて 15分で1km、1時間で 4kmの計算です。
歩くことが目的ですが、東海道とか中山道とか、コースによっては歴史の名所や神社仏閣にも立ち寄りますから、その分、時間はかかります。もちろん、休憩と食事の時間も取ります。
10年以上続けているので、健康なんですよ。ウォーキングの予行演習で仕事をさせていただいているようなものです。 最近は暑いですからね。去年の猛暑は応えました。最近は 7月と 8月は避けています。7月 8月はやめて、他の 10カ月に歩きます。冬が歩きやすいですね。
最近は、大阪湾岸を歩いています。姫路から大阪を通って和歌山まで、湾岸に近い所を歩いています。大阪西九条に架かっているしまなみ大橋という高い橋があるのですが、そこも歩けるんですよ。今年のテーマは大阪湾岸です。 ウォーキングと人生の師匠であるその先輩は、実は現役時代、アル中だったんです。ヘビースモーカーでもあった。会社を辞めて、タバコもやめ、休肝日を設けて歩くようになったそうです。今はお酒のアル中ではなく、歩くアル中です(笑い)。
とにかく、週末と祝日は歩いています。歩くために仕事をしているようなものです。
Q今後の抱負をお聞かせください
人に迷惑を掛けない、ということですね。そして、家族あっての自分である、ということです。家族の健康があって自分も好き勝手ができています。家族には感謝しています。 とにかく健康第一です。手帳にも、以前は「あるがままに」とか書いたりもしましたが、今は「健康第一」と記しています。
Q同世代のかたへ一言お願いします
健康なくして何もできません。心身共に健康であることが大切ですね。体が悪いと思考力も低下します。自分だけでなく周りの人の健康も大切です。家族や周りの人に生かしてもらっていると思います。仲間たちが互い集まるのも健康じゃないとできません。やはり「健康第一」と言いたいですね。
この記事を書いた人
株式会社コミュニティセンター社長室長
コミュニティセンター便りの取材に携わって4年、最近は原稿のデザイン制作や動画制作を一手に引き受けている。取材の時は物件を訪れスタッフの生の声を聞き、管理員業務のやりがいや楽しさを伝える無類のワイン好き スタッフとはいつもお酒の話で盛り上がっている。
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