スタッフさんの記憶に残る、背中を押せる研修を心掛けています
コミュニティセンター便り第98号-2023年8月1日発行
更新日:2023年8月1日
第98号では、 東京本社で新人研修に携わるHさんにお話を伺いしました。長く働く喜び、 健康でいることの大切さを伝えていただいてます。
Table of Contents
Qコミュニティセンターで担当されている業務を教えてください
東京本社教育研修課に所属し、当社に新しく登録されたスタッフの方へ研修を行っています。清掃業務に関するパートが私の担当ですが、既に業務に就かれているスタッフさんへのeラーニング教材の検討も進めています。他に巡回指導課も兼務しているので、現場に行ってスタッフさんの指導も行います。また、人財課と協働して、当社にご応募いただいた方の面接にも出席しています。
Q賃貸物件の管理会社ご出身ですが、当時はどのようなお仕事をされていましたか?
8年間、管理会社に在籍していました。日に20件ほど、賃貸物件を車で巡回し、清掃業務のチェックや、実技指導を行ってきました。賃貸物件はエレベーターがない物件も多いので、夏場は少し大変でしたね。
異業種から分譲マンションの管理業界へ転職したので、当時は全くの素人でした。清掃業務は、元職の研修用のビデオを見たり、実技研修を受けながら勉強しました。
Qマンション代行管理員と正規管理員の違いについて
代行管理員は、正規管理員がお休みの時などに、代わりに業務に入ります。新しくお仕事を始めた方の場合、正規管理員と代行管理員の違い(特に契約関係)を理解できない方が多いので、その違いを図解で説明し、理解してもらえるよう心がけています。
業務内容は、正規管理員と同じことを行いますが、あくまで代行です。頼まれた業務をきちんと行うこと、何事も自己判断しないこと、報連相をきちんとすること、を強調して研修では伝えています。
Q業務にあたっての心構えはどのようにお伝えされていますか?
私からは「3T=テキパキ・丁寧・低姿勢」で、業務に取り組んでくださいと話しています。説明会の感想に「3T」の言葉を書いてくださる方もいるので、スタッフさんたちの心に響いているのではないかなと思っています。
顧客満足度(SC)と顧客ロイヤリティ(CL)の違いについても、研修でお話ししています
顧客満足は、その場1回の満足で完結するものですが、顧客ロイヤリティを高めれば、次の行動につながります。
スタッフの皆さんが物件に行き、管理会社さま・居住者さまに満足していただければ、必ず次のご依頼につながり、結果的にコミュニティセンターの受託物件が増えることになる。スタッフの皆さん、おひとりおひとりのお仕事が、とても重要なんですよ、というお話をしています。
Q研修で意識されていることは?
当社に登録されたスタッフさんの最初のステップになるので、記憶に残るような研修を心掛けています。映像や写真を積極的に取り入れ、視覚に訴えるようにしています。今後は、スタッフさん向けに配信しているワンポイント研修動画も、新人研修で見せていきたいです。
研修中は、なるべく出席者の方の顔を見て、「わかりますか?」などと声掛けをしながら進めるように意識しています。
数か月前からは、鍵紛失等のトラブル予防のために、研修受講中に紐鍵ホルダーをつけていただき、鍵を付ける練習と意識づけを行っています。
研修の最後には、「困ったときには連絡してくださいね」と声を掛けて送り出しています。
デビュー後は巡回指導員に電話をされる方が多いのですが、教育研修課も頼ってくださったら嬉しいです。
Q原山さん自身は、どのような気持ちでお仕事に臨まれていますか?
「恩送り」という言葉があります。自分が受け取った思いやりある行為を第三者に受け渡していく、それが「恩送り」です。学生時代海外に滞在していた時、いろんな方に助けてもらって、この言葉の意味を知りました。今の仕事に置き換えれば、自分が管理会社時代に教わった仕事を、研修を通じてスタッフの方に伝承している。これも1つの恩送りの形であると思いながら、仕事に取り組んでいます。
Q輪の会について
輪の会では、「クイズ形式研修」の進行を担当しています。チーム対抗戦にしているので、スタッフさん同士の意見交換も活発に行われます。懇親会では、スタッフの皆さんが、受託営業部の社員たちと楽しそうにお話されている様子が印象的です。「直接会えて嬉しい!」という声が聞こえてきます。人と人のつながりを創り、コミュニティの輪を広げる、きっかけの場所になっているなぁと感じています。
Q 「長く働くこと・長く働ける喜び」について
働くことができるのは必要とされているから。仕事をすることで社会とつながり、ありがたいことに感謝の言葉をいただくこともできる。
スタッフの皆さんには、新しいスキルを身に着け、チャレンジすることで、働く喜びにつなげてほしいです。
一方、体調が万全の状態でないと、結果的に周りに迷惑をかけてしまいます。健康な体があってこそ、長くお仕事を続けることができます。肉体的健康維持のためには、第一にご自分の身体のことを考えてほしい。精神的健康維持のためには、家族や仲間とのコミュニケーションも大切にしていただきたいです。
Qこれからマンション管理員に挑戦する方へエールをお願いします。
仕事に向いているか向いていないかは考えないほうが良い。やってみると見えることがあります。挑戦はこだわりを捨てて、勇敢に、小さな歩みから始めましょう。飛躍の実感はゆっくりかも知れませんが、着実に喜びとなって溢れてくるはずです。
この記事を書いた人
株式会社コミュニティセンター社長室長
コミュニティセンター便りの取材に携わって4年、最近は原稿のデザイン制作や動画制作を一手に引き受けている。取材の時は物件を訪れスタッフの生の声を聞き、管理員業務のやりがいや楽しさを伝える無類のワイン好き スタッフとはいつもお酒の話で盛り上がっている。
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