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人の役に立ち、 社会とつながる。それがマンション管理員という仕事の魅力

コミュニティセンター便り第135号-2026年9月1日発行

更新日:2026年9月1日
第135号では、 関西で活躍されているKさん (71歳) をご紹介いたします。

Q. これまでのご経歴は

高校卒業後、大手通信会社に入社し、65歳まで勤務しました。通信インフラに関する専門分野をはじめ、営業、企画、広報など、さまざまな仕事を経験しました。長い会社員生活の中で、担当する仕事や立場も変わり、その都度、新しい分野に携わる機会に恵まれました。
関西を中心に勤務し、時にはタイやマレーシア、シンガポールなど、海外へ仕事で行く機会もありました。そうした幅広い経験を通じて、さまざまな方と円滑にコミュニケーションを取る力も自然と身についたように思います。特に営業時代は、お客さまの話をよく聞き、お互いにとってプラスになる関係を築くことを大切にしてきました。相手の話に耳を傾け、信頼関係を築いてきた経験は、現在の管理員業務にも活かされていると感じています。

Q. コミュニティセンターに登録した理由は

65歳を迎えて、それまでの生活に一区切りついたことで、自由な時間がたくさんできました。もちろん趣味を楽しむのもいいのですが、それだけではちょっと物足りない。せっかくなら、身体を動かしながら、人や地域と関わり、誰かに喜んでもらえるようなことがしたいと考えました。
マンション管理員の「仕事をしながら健康維持ができる」「人に喜ばれるお仕事」というところに魅力を感じたのが、登録した理由です。

Q. 今の業務状況を教えてください

現在は週2~3日ほど、管理員業務を中心に請けています。夜間の業務では、特にトラブルがなければ館内の巡回や施錠、設備の点検などが中心です。警報設備への対応や居住者さまからのお問い合わせもありますので、事前に必要な情報や、万が一の際の緊急連絡先などをしっかり確認しておくことを大切にしています。
シニア向けのレジデンスに行くこともあります。そういうところでは、居住者さまが「ちょっと誰かと話したくて」と管理員室にいらっしゃることもあるので、居住者さまとのコミュニケーションを取ることも管理員としての役割の1つだと思って対応しています。

Q. 急な依頼にもよく応えてくださっているそうですね

はい。受託営業課の方から、「明日、業務に入れませんか?」とご相談をいただくことが結構多いんです。
そういう話を聞くと、「大変だろうな」と思うので、基本的には断りません。それだけ頼りにしてもらえているのかなと思うと、嬉しいんですよね。

Q.管理員の仕事をしていて、やりがいを感じる瞬間は

居住者さまが快適に暮らせる環境を支えられていると実感したときに、一番やりがいを感じます。日々の点検や清掃、巡回業務など、一つひとつは決して大きなことではありません。でも、居住者さまから「いつもありがとう」「安心して暮らせます」と声をかけていただけると嬉しいですね。

また、小さな異常に早めに気づき、トラブルを未然に防げたときにもやりがいを感じます。例えば、カーペットが少し盛り上がっているだけでも、ご高齢の方にとってはつまずく原因になります。そうした小さな変化を見逃さず、事故やトラブルを防ぐことにつながったときは、「気づけて良かったな」と感じます。

Q. 大変だったことはありますか?

普段は起こらないようなことが突然起きたときは大変でしたね。以前、火災報知器が鳴って、急いで現場を確認しに行ったことがありました。これまで経験したことがないようなケースだったので内心は焦りましたが、火災でない状況を確認し、誤報であることを館内にアナウンスするなど、その場で一つひとつ対応しました。

居住者さまが倒れられて、救急車を呼んだこともあります。そういうときも、慌てずに、救急隊の方がスムーズに対応できるよう館内へご案内するなど、「今、自分にできることは何か」を考えて行動するようにしています。

どこの物件に行ったとしても、 居住者さまに「安心 ・ 安全」 を提供することを一番大切にしています。

 

Q.マンション管理員としてのポリシーや信念を教えてください

都市部のタワーマンションやファミリー向けマンション、シニア向けレジデンスなど、さまざまな場所で業務をするのが代行管理員です。マンションごとにルールも違いますが、どこに行ったとしても、居住者さまに「安心・安全」を提供することを一番大切にしています。「代行だから」と甘えるわけにはいきませんからね。

初めての場所では、必ず事前の引継ぎをしっかり行い、入館方法や、業務内容を確認します。そのマンション独自のルールはもちろん、想定されるトラブルや過去にどんなことがあったのかまで、できるだけ把握するようにしています。もともと少し心配性なところもあるので、気になることはきちんと確認しておきたいんです。分からないことを分からないままにしないようにしています。
人との距離を縮めることは得意なタイプなので、普段から正規管理員の方との関係づくりも大切にしています。周囲の方とのコミュニケーションも、安心して業務を任せていただくために欠かせないことだと思っています。

Q. これからマンション管理員を目指す方へ

管理員には、周囲への気配りや責任感、その場の状況に応じて判断する力も大切です。でも、あまり難しく考えなくても大丈夫です。これまでの人生で培ってきた経験が、思いがけない場面で役立つことがたくさんあります。私自身も「この経験が活かせるな」と感じることが何度もありました。特に、人の話をよく聞いたり、人間関係を築いたりしてきた経験は、とても活かせると思います。きちんと約束を守ること、そして何より責任感を持つこと。代行だからと甘えるのではなく、「コミュニティセンターの看板を背負っている」という気持ちで業務と向き合うことが大切だと思っています。
人の役に立てる喜びや、社会とのつながりを感じられるのも管理員の魅力です。これからの人生を前向きに、いきいきと過ごしたいという方には、ぜひ挑戦してほしいです。

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