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タイトル:夫婦で始めるセカンドライフ!マンション管理人という選択

コミュニティセンター便り第86号-2022年8月1日発行

更新日:2022年8月1日
第86号では、 大阪のマンションを中心に、ご夫婦で代行管理業務に携わるMご夫妻にお話を伺いました。

Q.マンション管理員になるまでのご経験は?

Mさん:59歳でずっと務めていた会社を早期退職しました。まだ59歳ということもあり、何か仕事をしなくてはと思っていたところ、たまたま某マンション管理会社のマンション管理員募集のチラシが我が家に届き、応募することにしました。無事に採用していただき、70歳まで11年間在籍しました。
最初の3年はマンション管理員として勤務をしていました。ある時、「巡回指導員をやってもらえないか?」と打診されまして、8年間は各物件を回ってスタッフの指導にあたっていました。マニュアルの作成や、新人さんのOJT研修担当などもやりました。
70歳でその某マンション管理会社を退職したとき、知り合いの方に声を掛けていただき、コミュニティセンターでお世話になることになりました。

Mさん: 私も主人と同じように、定年まで会社勤めし、電話交換室、受付業務などを経験しました。受付は多くの方と接する仕事ですし、電話交換室では、「表情は声に出る、笑顔で応対するように」といつも言われていました。硬い表情では声が低くなりますから、いつもニコニコ笑顔でいるように心掛けました。明るい表情でお客さまと接するということは、管理員の業務にも生かせていますね。
退職後、ちょうど家の近くにできた物件でマンション管理員を募集していると聞き、「私もやってみたいな」と思って、夫と同じマンション管理員のお仕事に就きました。夫がご縁あってコミュニティセンターでお仕事を始めることになったときにも、「一緒にお仕事させてもらえないかな?」と夫に相談して、面接を受けさせてもらえることになり、今に至っています。

Q.マンション管理員をしていて嬉しかったこと

Mさん:「いつもきれいにしてくださって、ありがとうございます」というようなお言葉をもらえるのが1番嬉しいですね。自分の仕事を認めてもらえたような気持ちになり、自信につながります。そういう気持ちにさせてもらえたとき、この仕事をやっていてよかったと心から思いますね。

Q. マンション管理員をしていて大変だったことは?

Yさん:無理難題や、苦言を言う居住者さまもいます。世の中にはいろんな考え方の人がいるのだなと聞き流すところもありますが、参考になるところは参考にする。そんな感じでうまく対処しています。

Q.仕事をするうえで意識していることは?

Yさん:毎日PDCAを意識して仕事をしています。いきあたりばったりで仕事はしません。朝一番に「今日何をするか」計画を立ててから仕事を始めます。日々PDCAサイクルを念頭に置きながら仕事をしていくと、1つ1つ自分の身についている感じがします。

Mさん: ミスをしてお叱りを受けることもありますが、ミスをしてしまったら、反省をして、「どうしたら再発防止できるか」を考えるようにしています。

Yさん:コミュニティセンターの一員である以上、会社に迷惑をかけてはいけません。事務局連絡で見かける居眠りやインロックは絶対にやってはいけないことだと思います。信頼を失うのは一瞬ですからね。そういった事例は反面教師にして、自分が同じことをしないよう注意を払っています。

Q.ご夫婦ならではの働き方はありますか?

Yさん:ある物件で長期間穴が空いてしまうと聞き、妻と日程を分けて代務に入り、穴を埋めたことがありました。

Mさん: それ以外にも、夫婦で同じ物件に勤務したことは何度かありますよ。ただ夫婦とは言え、仕事のやり方には違いがあります。アプローチの方法は違ったとしても業務の質は同じになるよう意識しています。

Yさん:同じ物件に夫婦でいっているのに、サービスの質に差があってはいけませんからね。例えば「三重子さんのほうはすごく細かいのに、旦那さんは大ざっぱだわ」とは思われたくない。仕事のレベルは合わせるようにしています。

Mさん: 夫婦で仕事をしていると、家で情報共有ができる点は良いですね。同じ仕事をしているので、理解も得やすい。愚痴っぽくなりがちなときも、耳を傾けて話を聞いてくれますし、時には意見もしてくれます。

Yさん:情報交換は積極的にやりますが、深く関わりすぎないほうがいいかなと思って、線引きはしているつもりです。距離感を保って、お互い末永くお仕事ができれば最高です。

Q.プライベートの過ごし方は?

Yさん:近くに孫が住んでいるので、孫との交流が1つの楽しみです。若い時には二人で海外旅行もよく行っていました。コロナがもう少し落ち着いたら、また二人でのんびり海外旅行に行きたいです。

結婚50年 節目の年を二人とも健康で迎えることができたのは、マンション管理員の仕事のおかげです

Mさん: 海外旅行に行くにも体力が必要ですからね。「もう一度海外旅行に行く」を目標に、お仕事を頑張ります。

Q.後進の方へのメッセージ

Yさん:先ほどお話したとおり、代行管理員であっても居住者さまから厳しい意見を受けることもあります。「もうやっていられない」と思うときは、「我慢の限界のハードルを高く持つ」。短気にならず粘り強く頑張っていただければと思います。

Mさん: このお仕事は、たくさんの人との出会いがあります。その出会いと、人とのつながりを大切にしてください。自分のペースでコツコツ、まじめにお仕事に取り組んでいただきたいです。

Q.最後に

Yさん:今年で結婚50年を迎えました。節目の年を二人ともコミュニティセンターの登録スタッフとして迎えられたことを感謝しています。マンション管理員の仕事をしていたから二人とも健康でいることができました。今後とも、どうぞよろしくお願いいたします。

マンション管理人に関するよくある質問FAQ

Q.夫婦一緒に面接を受けることはできますか?

A.はい、可能です。実際にご夫婦で面接にいらっしゃる方もいますので、お電話でお気軽にご相談ください。

Q.勤務中に困ったことが起きたら相談できる相手はいますか?

A.はい、当社にはエリアごとに巡回指導員を配置しています。勤務中に何か困ったことやトラブルが起きてしまったときなどは、すぐに巡回指導員にご連絡ください。状況を確認し、適切な対応が取れるよう丁寧にサポートいたします。

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