歩行時、かかとに体重をかけ「ドン」と強くつくことが身体不調の原因です
歩行時、踵を「ドン」と強くついていませんか?
昨今ますます靴の踵部のクッションが強化されています。
踵を強くつくため踵を痛める人が多いためです。
実はこれが身体不調(ひざ痛、腰痛、股関節痛など)の大きな原因です。
このコラムはマンション管理人や清掃員をはじめどんな職業でも定年なき仕事を実現するための健康サポートです。
もちろん正しい運動の本質は年齢に関係ありません。
目次
あなたは歩行時、踵に体重を乗せていませんか?
動きの良い人、動きの鈍い人、決して生まれつきだけが原因ではありません。
日常動作の違いが非常に大きいです。
問題は「踵」の取り扱いです。
踵はどういう存在でしょう?
踵は体重をかけるところではありません。
マイケルジャクソンやメッシなど一流と呼ばれる人は踵に体重を乗せません。
踵に体重を乗せると体幹が動かなくなります。
踵に体重を乗せた状態で手を動かしてください。
肩から先だけが動くはずです。
踵に体重を乗せず浮かせてみてください。
座ったままでもOKです。
腕を動かすだけで、手と連動して背中も動くと思います。
踵を踏みしめる行為そのものが、体を固めている原因です。
踵に体重を乗せず、土踏まずに体重を乗せます。
ちょうどリスフラン間接の部分に体重圧がかかると思います。
踵は自由に動ける(転がれる)状態でうっすらと地面に接触している状態がベストです。
なぜ、踵を踏みしめてしまうのか?
歩行時の癖に問題があります。
足を前に振り出してしまう癖です。
足を前に振り出せば、ドンと踵着地してその後、踵に体重が乗りやすくなってしまいます。
そのため踵を痛めやすくなります。
そのため靴の踵部のクッションが強化されます。
そのため踵着地が痛くないので、ますます踵をドンとつくようになります。
この繰り返しでどんどんひどくなります。
足音の大きい人、スリッパがパチパチ音のする人、泥はねのひどい人は要注意です。
足のねじれの原因にもなりますから、トラブルの元です。
外反母趾や小指の倒れている人、足指が開いていない人も同様です。
歩行時、足は前に振り出さないでください。
足は体の前ではなく真下に着地します。
問題の本質は地面を蹴散らかしていることなので、地面をもっと丁寧に扱いましょう。
地面に優しく着地すれば踵でドンはなくなります。
地面をないがしろにした結果、自分の体が固まってしますのですね。
心も人をないがしろにすると固まってしまいますので注意が必要ですね。
この記事の執筆者
東京在住-武道歴40年(現極真空手五段師範)
コミュニティセンターのホームページ制作に関わって8年。空手・古武術・合気道・総合格闘技などジャンルを超えて身体動作を追求。マンションの理事長を17年続けてる一方で、幼年からシニア(80歳以上含む)幅広い年齢層に対して道場、学校、体操教室などでの指導経験をもつ。年齢に関係なく正しい動作改善により健康(腰痛、膝痛など)・パフォーマンスが劇的に変わることを教える。
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