スタッフから巡回指導員へ:スタッフさんの話をよく聞いて、一緒に悩み、一緒に考えることも巡回指導員の重要な役割
コミュニティセンター便り第106号-2024年4月1日発行
更新日:2024年4月1日
第106号では、登録スタッフから巡回指導員となった東京本社在籍の山脇さんと宗田さんをご紹介します。
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Q.これまでのご経歴を教えてください?
山脇:40年間、鉄道関係の仕事をしていました。早期退職し、JR品川駅で列車の車内清掃の仕事に約3年半従事しました。その後、約1年間、年金生活でのんびり過ごしていましたが、仕事をしていないと、どんどん身体がなまっていきます。さすがに危機感を感じまして、仕事を探し始めました。
宗田:学校卒業後、眼鏡の卸売業者に勤め、次に医薬品機器を扱う会社に転職し、退職したのは67歳の時でした。そのタイミングで知り合いから「M&Aの仲介業に興味はないか?」と誘われて、面接に行きました。採用まで話が進んでいたのですが、急に話が立ち消えてしまったんです。何かしら仕事は続けていたかったので、困ってしまいました。
Q.コミュニティセンターとの出会いは?
山脇:「清掃」をキーワードに、インターネットで求人を探しているときに、コミュニティセンターのことを知りました。「定年なし」「未経験歓迎」「誰でも挑戦できるお仕事です」など、魅力的な言葉が並んでいたので、思わず応募してしまいました。本社で面接の対応をしてくださった方々も大変好印象で、迷わず登録を決めました。
宗田:「これからどうしようか」と悩んでいた時に、知人からコミュニティセンターを紹介してもらいました。まだまだ仕事を続けたい気持ちが強かったので、「せっかくのご紹介だし行ってみよう」と思い、面接を受けてみることにしました。面接担当のお二人がとにかく良い方で、優しく、丁寧に対応してくださったことが印象的でした。
Qマンション管理員というお仕事に就いてみてどうでしたか?
山脇:コミュニティセンターのスタッフになって2年が経ちました。当初は、不安と戸惑いがありました。でも、マンション管理員の仕事は、作業手順を考えたり、工夫をすることができることに気が付くと、仕事がどんどん面白くなってきました。
車内清掃は「何分以内にここを清掃する」といったように、きっちりとスケジュールが決まっていて、常に時間に追われています。私の性格にはマンション管理員のほうが合っていました。
管理員の仕事のなかでも、清掃業務は奥が深いです。「こっちの道具を使った方が効率よく綺麗に清掃できる」「この道具だと上手く汚れが落ちないな」など、新たな気づきを得ることも多い。それが仕事の面白さにつながっています。
宗田:私は、清掃も、マンション管理も未経験だったので、右も左もわからないなかでのマンション管理員デビューでした。初日は、巡回指導員の方が一緒に来てくれて、サポートしてくださったことをよく覚えています。家では清掃はやりませんが、料理はやりますよ。料理も清掃も段取りが大事というところは共通点があるかも知れません。
Qコミュニティセンターの巡回指導員とのエピソードはありますか?
山脇:OJT研修の時から、巡回指導員の方が親身になって一緒にいろいろと考えてくださるので、恵まれた環境だなと思いました。親身になってサポートしてくださると、その気持ちに応えたくなります。
Q巡回指導員になりませんか?と声を掛けられた時、どう思いましたか?
山脇:最初に声を掛けていただいた時には、「本当に私でいいんですか?」と確認してしまいました。不安はありましたが、実際に巡回指導員になってみると、やりがいを感じますし、毎日が楽しいです。
宗田:私は一度お断りしてしまいました。本音を言うと、もう年ですし、のんびり仕事をしたかった。でも、先輩巡回指導員の方が何度も何度も熱心にお誘いしてくださるので、お話だけでも聞いてみようと思ったら、本社から統括部長が直々に来てくださいました。これは引き受けるしかないと覚悟を決め、お引き受けすることにしました。
多い時には1日6件~7件の物件を巡回しています。スタッフさんには、構えてほしくないので事前に連絡を入れず、アポなしで訪問するようにしています。
Q.巡回指導員の役割は?
宗田:巡回指導員の役割は、業務の品質向上を目指し、スタッフさんのお話を聞いて、一緒に悩み、一緒に考えることが重要だなと思っているので、スタッフさんのお話はしっかりと聞いてサポートできるよう心がけています。
山脇:巡回を担当しているエリアには、新人からベテランスタッフまで、さまざまな方がいます。ベテランスタッフがいる物件に行くときには少し緊張しますね。私の方がいろいろ教えてもらって帰ってくるなんてこともあります。
「巡回に来てくれてありがとう!」と言ってくださる方が多くて嬉しかったです。
いつも一人で仕事をしている方が多いので、心細い思いをされている方もいるのでしょう。巡回に行くと、お悩みを相談されることが多いです。
Q巡回指導員の立場として気を付けている点は?
山脇:インロックや鍵紛失の事故が発生しないよう、当社指定の紐鍵ホルダーとドアノブプレートをきちんと正しく使っているか、しっかりチェックするようにしています。
健康状態の確認も必ず行います。大きな病気を乗り越えられてお仕事されている方もいるので「無理をしていないか?」気に掛けるようにしています。
宗田:私もスタッフさんの健康状態はよく見るようにしています。この仕事を長く続けるために、健康への意識を高くもっていただけるように話をしています。
まだ巡回指導員になって数カ月なので、コミュニケーションをしっかりとり、スタッフさんとの関係性を構築することに注力しています。
Q.後進の方へのメッセージ
山脇:「悩んでいるならやってみたら?」と声を掛けたいですね。やってみたら絶対に面白いお仕事だと思います。挑戦あるのみです。
宗田:自分のペースで、自由な働き方ができるのがコミュニティセンターの良いところです。お休みの日も選べます。まずはやってみて、自分のペースで続けて行ったら良いと思います。
コミュニティセンターには、東京と関西それぞれに複数の巡回指導員が配置されています。何か困ったことがあれば、すぐに駆けつけますので、ささいなことでもお電話でご相談ください。管理員は一人現場が多いため、孤独な印象を受けることもあるかもしれませんが、私たちもできるだけ多くのスタッフさんと直接コミュニケーションをとるよう努めています。安心してマンション管理員の世界に飛び込んできてください。
本社営業統括部 統括部長 関根より
今号でご紹介する巡回指導員2名は、当社のスタッフとして週4日は管理業務を行い、週1日は巡回指導員としてスタッフの指導にあたっています。これまでの現場経験を活かし、定期巡回を行いながら、新人デビュー日の立ち合いや清掃などの現場業務の品質向上を目指した指導、緊急対応など、幅広い業務を担当しています。当社の巡回指導体制は確固としたものとなっております。今後ともコミュニティセンターにご期待ください。
… コミュニティセンターから一言
新しく巡回指導員の仲間に加わってくださった2名のスタッフにインタビューしてきました。巡回指導員となったことで、これまでよりも「スタッフ同士の輪」が広がり、毎日が楽しいと、イキイキされている様子が印象的でした。
マンションコンシェルジュに関するよくある質問FAQ
Q. 巡回指導員の役割を教えてください
業務品質の維持・向上のため、担当エリアの物件を巡回し、スタッフがきちんと契約業務を遂行できているか、スタッフの健康状態、当該物件でのトピックス(事件、事故、クレームの発生等)を確認、清掃指導などを行っています。また、社内各部署との連携により、管理会社さま、および管理組合さまに対して、当社サービスのご提案などをしております。
Q. マンション管理員未経験です。大丈夫でしょうか。
はい、大丈夫です。 当社に登録しているスタッフの大半が、「マンション管理人になって初めて清掃をやった」という方ばかりです。新人研修では座学に加えて、清掃の実務研修も行います。そのために巡回指導員がサポートしますので、ご安心ください。
この記事を書いた人
株式会社コミュニティセンター社長室長
コミュニティセンター便りの取材に携わって4年、最近は原稿のデザイン制作や動画制作を一手に引き受けている。取材の時は物件を訪れスタッフの生の声を聞き、管理員業務のやりがいや楽しさを伝える無類のワイン好き スタッフとはいつもお酒の話で盛り上がっている。
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