人とのつながりが、 マンション管 理員の仕事をもっと面白くする

コミュニティセンター便り第132号-2026年6月1日発行
更新日:2026年6月1日
第132号では、 都内でマンション管理員 をされているNさん(82 歳) をご紹介いたします。

Q.これまでのご経歴を教えてください
私は転勤族の家庭で育ちました。大学進学をきっかけに上京し、新宿のボウリング場でアルバイトをしながら学生生活を送り、縁あって財団法人に入職しました。給与や賞与にも恵まれていて、当時はかなり安定した生活をさせてもらっていましたね。そこには 10年ほど勤めました。
その後は環境を変えたいという思いもあって、写真会社の子会社に転職しました。同時期にデザインにも興味を持って、働きながらデザイン学校にも通っていました。
そうした経験を経て、40 歳くらいのときに独立を決意しまして、店舗内装工事の会社を立ち上げました。
ちなみに仕事とは別になりますが、スキーが好きで、指導員の資格も持っています。
Q.コミュニティセンターと出会ったきっかけミュニティセンターと出会ったきっかけは?
現役を引退し、大手の管理会社で管理員として働いていました。途中で転籍なども経験しましたが、担当する物件は変わらず、同じ物件で長く働いていました。
ある時仕事で白金台の物件に行く機会があり、そこにコミュニティセンターのスタッフの方が代行で入っていました。
その方とは年齢も近かったこともあってすぐに仲良くなり、一緒に昼食を食べに行ったりするような関係になりました。そのときの出会いがきっかけで、コミュニティセンターを知り、のちに登録スタッフとなりました。
Q.今はどのような働き方をされていますか?
コミュニティセンターに登録してからは、しばらくの間、代行としていろいろな物件に行っていました。
代行は現場ごとに雰囲気も違いますし、それぞれの場所で学ぶことがあって、それはそれでいい経験になりましたね。
その後、今仕事をしている物件で常勤の管理員として仕事をすることになりました。気がつけばもう 6年ほど同じところでお世話になっています。
築 25 年ほどの物件で、週 5 日、朝 8 時からお昼の12 時まで業務をしています。
Q.ポリシーは?
仕事における私のポリシーは2つあります。まず一つ目は、ごみ置き場をいかにきれいに保つかということです。入居者さまが気持ちよく利用できる状態を維持することを心掛けています。
極端に言えば、業務中はほとんどごみ置き場にいるくらいの気持ちで向き合っています。ただ掃除をするだけでなく、整理整頓を意識していまして、たとえばダンボールを使って分かりやすく区分けするなど、自分なりに工夫もしてきました。
そうした取り組みを続けていくうちに、居住者の方の意識もだんだん良くなってきたと感じています。
以前、ごみ庫を見た役所の方からお褒めの言葉をいただいたこともあり、とても嬉しかったです。
もう一つは、書類の整理整頓をきちんと行うことです。築年数が経っている物件ということもあって、当初は書類がかなりバラバラな状態でした。それを3 年ほどかけて整理し直しました。
管理室には日常的によく使う書類を優先して置き、あまり使わないものは倉庫に移すようにしています。
来年には大規模修繕工事も予定されていますので、少なくとも工事が終わるまでは、この物件で頑張っていきたいと思っています。
Q. 「コミュニティサークル」1つである「ゴルフサークル」の代表をされていますね
もともとゴルフが好きでして、コミュニティサークルの「ゴルフサークル」の代表を務めることになったのも、ごく自然な流れでした。私にとってはまさにうってつけの活動だったんです。
日々の仕事だけでなく、生活にも何か変化が欲しいという思いもありましたし、コミュニティセンターのスタッフ同士で横のつながりを持ちたいという気持ちもありました。サークル活動を通じて仲間ができるのは、とても良いことだと思っています。何よりゴルフが好きなので、これはもう死ぬまで続けたいくらいの気持ちなんですよ。
Q.サークルに入っての変化はありましたか?
サークルに入ってからの一番の変化は、顔見知りが一気に増えたことです。普段はそれぞれ別の現場で仕事をしているので、他のスタッフの方と関わる機会は多くありません。
仕事が終わった後に集まって、みんなでレンタカーを借りて栃木まで行ったこともあります。夜は麻雀をして、翌日はゴルフという一泊旅行でしたが、あれは本当に楽しかったですね。仕事とはまた違った一面が見えて、距離もぐっと縮まったと感じました。
最近では、指導員の方もゴルフに参加してくれるようになって、さらに横のつながりが広がってきています。
サークルメンバーが体調不良になったときは、グループチャットで応援のメッセージを送り合ったこともありました。サークル活動を通じて趣味の仲間という枠を越え、互いを気遣い、支え合える関係になれたと感じています。
Q.仕事やサークル活動において、大切にしていることは何ですか?
自分の考えを相手に押し付けないことです。仕事でもサークルでも、それぞれに立場や考え方がありますから、まずはそれをきちんと受け止めるようにしていますし、時には我慢することも必要だと思っています。
自分のわがままを通そうとすると、どうしても全体のバランスが崩れてしまいます。みんなで関わっていくものですから、無理にまとめようとするのではなく、それぞれの状況を見ながら、うまく調整していくことが大事だと感じています。
それと、体が資本だと思っています。足腰がしっかりしていないと、仕事もサークル活動も続けられません。仕事もゴルフサークルも、楽しみ続けるためには、健康でいることが何より大切だと感じています。
Q.これからマンション管理員を志す方へ
これからマンション管理員を志す方にお伝えしたいのは、年齢を重ねても人生はまだまだ楽しいということです。私自身、コミュニティサークルに参加したことで、さまざまな方と知り合い、新しい楽しみが広がりました。
管理員の仕事においては、「コミュニティ」という言葉の意味をぜひ大切にしてほしいと思います。単に業務をこなすだけではなく、人と人とのつながりを意識することで、仕事のやりがいや面白さは大きく変わってくるはずです。

この記事を書いた人
株式会社コミュニティセンター コーポレート部門 広報部長
社内報「コミュニティセンター便り」の企画・原稿作成・構成を担当。スタッフの声を聞き、マンション管理員の仕事の魅力や、やりがいを広げる記事づくりを心掛けている。プライベートでは双子の母。
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