あいさつを忘れず、日々気を引き締めて業務に臨んでいます
コミュニティセンター便り第74号-2021年8月1日発行
第74号では、神奈川県横浜市で現在、マンションの常駐管理員を務めるTさん(70代)にお話を聞きました。
Table of Contents
Q マンション管理員の業務に就くようになったいきさつを
私は大阪万博の年に就職しました。初めはスチール家具製造販売の営業、その後は理化学機器製造販売会社で営業の仕事をしていました。60歳で定年を迎えた後は人材派遣会社の新規開拓営業を6年ほど経験しています。もともと内気な性格だったのですが、営業の仕事をしているうちに、話すことが好きになりましたね。
66歳で会社員生活をいったん終えました。でも、ありがたいことに体は健康でしたし、家にいるのはもったいない、外に出たいと思いました。社会とのつながりはあった方が良いですからね。そんな折、新聞広告に掲載されていた私の地元のマンションで夜間管理員の募集を見つけたんです。それがコミュニティセンターとのご縁となりました。
Q 今はどのような物件でお仕事をされているんですか?
現在、常勤管理員として勤務をしているマンションは115世帯あり、管理員業務に加え、清掃業務もあります。体力的には結構大変ですね。
築45年たっていることもあり、私が初めて来た頃は汚れが目立つ箇所もありました。でも、常勤管理員として私一人に任された物件なので「できる限りきれいにしていこう」と思いました。勤務を始めて3年以上がたちましたが、以前よりもマンション内がきれいになってきたなという実感はありますね。
Q 業務上気を付けていることは?
パターン化している業務とはいえ、管理会社とのやりとり、来訪者とのやりとりは当然気を使わなければなりません。相応の緊張感を持っていくことが必要だと思っています。 個人情報と鍵の取り扱いについては特に気を付けるようにしています。失敗した経験を生かして、今は声を出して指差し確認をしながら、ミスのないよう業務に臨んでいます。
Q 居住者さまとのコミュニケーションで大切にされていることは?
居住者の皆さまと平等に接することですね。115世帯もあるので、いろいろなかたがいらっしゃいます。特定の居住者さまと長いこと立ち話をしてしまって、不平等だと、暗に苦情を言われたこともありました。
ですから、居住者さまに対して、目配り、気配りし、相手の方を向いて、しっかり大きな声であいさつをするよう心掛けています。
例えば、居住者さまと話しているときでも、別の居住者さまが前を通られたら必ずあいさつをします。他のかたもよくお話しされていると思いますが、あいさつは非常に大切だなと考えています。
Q うれしかったことは?
先日、マンションに来ているヘルパーさんから「あちこちのマンションに行くけど、このマンションはいつもきれいにされていますね」と言われたことがあり、うれしく励みになりました。代行のかたと力を合わせて工夫して清掃を行ったところを褒めてもらえると、「あ、そんなところまで見てくれている人がいるんだ」とうれしくなりますし、やりがいを感じる時でもあります。
Q OJTトレーナーを担当してくださっていますね
OJTでは、新人さんにこれまでの経験やエピソードをできる限りたくさん伝えて、管理員の仕事の面白味を知ってもらえるように工夫しています。特に、コミュニティセンターは代行業が本業なので、「代行管理員ならでは」の話をするようにしています。
私は夜勤業務を経験した後、代行管理員を1年ほどやり、現在のマンションで常勤管理員として勤務するようになりました。夜勤、代行、常勤管理員、それぞれ大変さや苦労はありましたが、さまざまな物件を経験したことが、今のOJTトレーナーとしての仕事に役立っています。
Q 長く続けてこられた秘訣、工夫していること
バラエティーに富んだ経験をしてきたことが刺激となり、飽きずに仕事を続けてくることができたと思っています。 業務中は館内の巡回や清掃作業で結構動きます。通勤時の歩数も含めれば、毎日平均1万5千歩以上歩くことになります。健康維持の一因になっていますので、仕事を続ける励みにもなっています。
人は年を取ると閉じこもりがちになりますが、そうならないよう、動くこと、話すこと、きれいにして喜ばれることを心掛けています。
Q これから仕事を始めるかたアドバイス
コミュニティセンターの良いところは、教育研修制度がしっかりしている点だと思います。会社から定期的に届く「フォローアップ研修」は納得いく事柄が具体例や写真とともに解説してもらえるので大変役立っています。私は、届いたものは全てファイリングをしてOJTの時に新人さんに見ていただいています。
新人さんの中には、毎回異なる物件に行く「代行管理員」という仕事に不安を感じているかたもいますが、代行ならではの面白味があります。OJTもありますし、困ったことがあったらすぐに相談できる巡回指導員のかたもいます。フォロー体制は充実していると思いますので、勇気を出して飛び込んできてほしいですね。
マンション管理人に関するよくある質問FAQ
Q:マンション管理員の業務に就くようになったいきさつは?
66歳で会社員生活をいったん終えました。でも、ありがたいことに体は健康でしたし、家にいるのはもったいない、外に出たいと思いました。社会とのつながりはあった方が良いですからね。そんな折、新聞広告に掲載されていた私の地元のマンションで夜間管理員の募集を見つけたんです。それがコミュニティセンターとのご縁となりました。
Q:これから仕事を始めるかたアドバイスは?
コミュニティセンターの良いところは、教育研修制度がしっかりしている点だと思います。新人さんの中には、毎回異なる物件に行く「代行管理員」という仕事に不安を感じているかたもいますが、代行ならではの面白味があります。OJTもありますし、困ったことがあったらすぐに相談できる巡回指導員のかたもいます。フォロー体制は充実していると思いますので、勇気を出して飛び込んできてほしいですね。
この記事を書いた人
株式会社コミュニティセンター社長室長
コミュニティセンター便りの取材に携わって4年、最近は原稿のデザイン制作や動画制作を一手に引き受けている。取材の時は物件を訪れスタッフの生の声を聞き、管理員業務のやりがいや楽しさを伝える無類のワイン好き スタッフとはいつもお酒の話で盛り上がっている。
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