最後の砦として唯一無二の存在へ-社員・登録スタッフと共に、さらなる飛躍を目指す2025年

コミュニティセンター便り第115号-2025年1月1日発行

代表取締役挨拶

新年あけましておめでとうございます。
2025年、巳年が皆さまにとって飛躍の年になりますよう、心より祈念いたします。当社は社員一丸となって力強く前に進み、さらなる向上を目指してまいります。本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
昨年の活動内容をご案内します。
採用は好調で、昨年は555名を新規採用し、純増422名を達成、登録スタッフ2,000名のうち95％が稼働しています。当社の登録スタッフ数は2,000名稼働体制となり、関東・関西エリアで最大規模となりました。
　コンシェルジュ事業においては、顧客から高い満足度を得ることができました。他社より若いと言われる平均50代前半のスタッフによる質の高いサービスが評価され、大手新規顧客の増加につながりました。
　また、昨年は特に研修に力を注ぎました。2024年の１年間、東西で新人研修を143回、フォローアップ研修を22回実施し、新人スタッフ向けのOJT研修もさらに強化しました。昨年５月には「コミュニティセンタースタッフあるべき姿10カ条」を制定し、スタッフには常に持ち歩いてもらっています。

昨年度の取り組み

30本の研修動画やeラーニングも安定的に運用されており、管理会社さま向けに研修を行った際は「大変わかりやすい」と高評価をいただきました。
これらの取り組みが、スタッフの業務品質の向上につながり、クレーム件数は減少傾向にあります。小さなクレームが発生した際も、迅速適切に対応できており、顧客から「対応が良い」と評価されています。

多くの引き合いをいただくなかで、キャンセル率は１％未満となり、多くの顧客から頼っていただけるようになりました。
「コミュニティセンターであれば必ず手配してくれる」という信頼から、自社管理員でシフトを埋める前に、当社に依頼をし、当社のスタッフでシフトを埋める傾向も見受けられるようになり、当社のファーストコール化が始まっていると実感しています。

新たな取り組みとしては、近隣エリアの2〜3物件をセットにされて業務の依頼を請けることが増えました。一人のスタッフが各物件を2時間半で業務し、複数物件の業務を１日で請け負うことが可能です。

パーパス元年の２つの取り組み

パーパス元年の２つの取り組みも始動しました。１つ目の取り組みである「プレミアムアワード」は盛況に終わり、「毎年参加したい」、「来年もプレミアムアワードの招待状を受け取ることを目指したい」など、楽しみにしてくれているスタッフもたくさんおり、大変嬉しく思いました。

もう１つの取り組みである「コミュニティサークル」の活動も活発で、ハイキングサークル4回、カラオケサークル5回、ゴルフサークル3回、麻雀サークル14回となり、参加しているシニアスタッフ同士の絆が深まっています。

社内体制

社内では、業務改善発表会を、毎年２月と８月の年２回開催していきます。全部門、全員参加を必須とし、部門対応戦を行います。さらに業務改善賞および副賞は、社員投票で選出します。
代表就任以降４年間で、日常的に改善を行う企業風土が、当たり前となりました。
この４年で登録スタッフ数は２倍に増加しましたが、内勤社員はほぼ同数を維持しており、生産性向上を実現し、社員個人も組織も筋肉質になりました。

また、年2回の全社員面談では、さまざまなポジティブな意見を聞くことができました。70代の元管理会社出身幹部社員からは「この会社は５社目だが、今が１番人生で楽しい。70代で昇給・昇格が当たり前にあることはありがたい」との声が。40代幹部社員は「頑張りがきちんと評価され、頑張った分だけ自分に返ってくるからモチベーションが上がる」と話していました。さらに30代の幹部社員からは「優しい社員が多く、毎日楽しく仕事ができている」という声を聞くことができました。
ポジティブなエネルギーが社内に溢れ、社員たちの幸せが感じられて、私自身、大変嬉しく思いました。

昨年９月には将来導入予定の執行役員制度を発表し、全社員が１つ上の役割を目指すことができるよう「求められる役職基準」を発表しました。近い将来の3,000名体制を見据え、社内体制を拡充していきます。

大手顧客のお話で、当社と同規模の競合２社では、スタッフの高齢化や採用難が進み、クレームが増加するなど、質と量が具備されず、当社を指名していくという声が増えてきました。また、お客さまの声として、自社でコストをかけて採用し教育しても欠員してしまうという実態から、最初から当社へ依頼をするほうが確実でメリットがあるという声も多く、外注化の流れ、当社の市場ウェイトの高まりを感じる１年となりました。

私が数年前より予測していた、当社が「最後の砦」としての役割を担う時期が、予想より早く訪れようとしている実感があります。最後の砦として必要とされていることを全社員が意識し、気を引き締めて邁進してまいります。
これからも、管理会社さまにとってのファーストコール先であり、定年のない新未来と健康長寿社会を創造し、日本を元気にする唯一無二の会社を目指します。