研修センター新設とともに充実した研修を開始する関西支店

コミュニティセンター便り第41号-2018年8月9日発行

研修への意気込みを語る名越基順氏

今回の特別号では、関西支店を訪問し、関西支店人材課兼教育研修室室長の名越基順（なごしもとのぶ）氏と、教育研修室清掃指導員の林修二氏に、6月に新設された研修センターについてお話を伺いました。

Table of Contents

Q関西支店の最近の動向をお聞かせください

今期（2017年10月～）は、代行員スタッフ232人からスタートして、7月末で 257人になり、現時点で代行スタッフの数は 25人増となります。この6月には研修センターが新設されましたので、今後、本格的に研修に取り組むことになります。

Q関西支店における研修の取り組みについて紹介してください

関西支店においては、年 1回の合同セミナーと感謝の集いを実施してきました。現任研修会はまだ行っていません。新人研修がメインです。研修センター新設とともに、今後は東京本社と同様の研修に取り組んでいく予定です。

Q新人研修の内容は？

関西支店人材課兼教育研修室室長名越基順氏

新人研修のプログラムは2日間で行います。1日目の午前は契約関係について、午後からは会社の概要や個人情報保護法について、管理業務の内容とその進め方、コミュニケーションマナーといった内容を受講してもらいます。2日目の午前は設備に関する内容を学んでいただき、午後は清掃業務の座学研修と実技研修を行います。プログラムの内容は、基本的に本社と同じものです。
研修では、清掃業務に関する項目を林が、清掃業務以外の内容を名越が担当しています。

Q研修センターの今後の展開について

教育研修室清掃指導員林修二氏

今までは物理的なスペースの課題がありましたが、研修室が新設されたことで、面接や会議、研修を同時に行えるようになりました。
登録スタッフの皆さんには毎月発行している事務局便りで研修センターの開設を紹介しました。要望があれば、取引先の管理会社の研修も請け負いたいと考えています。
研修室には、大きな鏡も設置しました。自身の清掃作業のスタイルを鏡に映して学習するほか、居住者のかたなどから見られていることを意識して仕事に取り組むためです。清掃用具や研修に必要な設備も充実しています。Pタイルだけでなく、最近のマンションでよく使われているエンボスシートやタイルカーペットにも対応する用具と清掃方法を研修することができます。実際にマンションで使われているものと同様の材質の素材を使って研修をします。一種類の床だけでなく数種類の床を使って清掃の研修ができるということですね。

Q清掃用具について

以前は５種類ぐらいしかなく、十分ではありませんでしたが、今回の研修センターの新設に伴い、さまざまな清掃道具をそろえました。マンションの現場でこれだけそろっている所はないでしょうね。清掃の道具も多くの種類があります。　実際のところ、他社では清掃の実技研修を現場だけで済ませている場合もあるようですから、当社の研修プログラムを活用していただくのもよいのではないかと思います。

Q新人研修で苦労する点は？

各種清掃用具の特徴や使い方を説明する林修二氏

管理業務の経験のあるかたはご存じですが、初めてのかたの場合は、マンションにおける専有部分と共用部分の区別がよく分かっていません。この区別の説各種清掃用具の特徴や使い方を説明する林修二氏多様な種類の清掃用具新設の研修室大きな鏡も置かれているように工夫しています。
明に結構時間を取ります。マンションにお住まいであれば多少はお分かりになると思いますが、戸建てに住んでいて、マンションについて全く分からないというかたにとっては、分かりにくい内容です。例えば、マンションの玄関ドアは専有部分か共用部分か、窓ガラスや網戸、サッシはどうなのか。いずれも共用部分で、共用部分の専用使用部分となります。

Q新人研修ではどんな質問が多いですか？

分からないということが分かっていないと質問も出てきません。マナーなどに関する質問はよく出ますが、専有部分と共用部分の内容や、設備の話になるとチンプンカンプンということもあります。ですから、初心者のかたに対して、できるだけ分かりやすく説明するように心掛けています。専門用語を使い過ぎない

Q今後の抱負を

研修のための設備が整いましたので、清掃に関しては実技の研修内容も含めて心配ないと思っていますし、大手管理会社に引けを取らない充実した研修ができると自負しています。ビルとマンションでは、床面や壁面などの材質に違いがあり、清掃方法も違いますので、それぞれに合った清掃方法が必要になりますが、それが対応できるということです。