お客さまにとってなくてはならない存在を目指して
コミュニティセンター便り第72号-2021年6月1日発行
更新日:2024年2月7日
第72号では、東京都新宿区のタワーマンションでコンシェルジュの代行員を務めるIさんにお話を聞きました。
Table of Contents
Q コミュニティセンターでお仕事をする以前は?
2008年から2019年まで約10年、別の会社でマンションコンシェルジュの仕事をしていました。そこを退職した後、2020年になってコミュニティセンターさんとご縁を持つようになりました。コロナ禍の中ではありましたが、7月から業務を始め、今に至ります。
Q コンシェルジュとはどのような存在ですか?
お客さまの黒子のような存在ですね。お客さまを支え、お客さまのご要望にお応えできて当たり前。表には出ない、陰の存在ではありますが、私たちがそこにいることで、お客さまに安心してマンションでの生活を過ごしていただける存在でなければならないと心得ております。
Q コンシェルジュにとって大切なことは?
コンシェルジュがお客さまにとってなくてはならない存在になるということです。お客さまのご要望にいつでも応えられるように準備し、お客さま一人一人の特性を把握して、万全のご用意でお待ちしております。
先日地震があった時のことなのですが、地震がほとんどない国のご出身の婦人がパニックになってしまって、大変つらそうだったんですね。何か助けになりたいと思い、対応させていただきました。
Q 「管理コンシェルジュ」について
こちらのマンションにはフロントの中にコンシェルジュと管理コンシェルジュがいます。フロントのコンシェルジュが管理業務も対応できるので助かります。心強いですね。
お客さまの要望は、管理員が対応しなければならない内容とコンシェルジュのサービスに関わるものの二種類があります。お問い合わせの内容によってはお客さまにとって二度手間になることもあります。そういう場面では、いつもどうにかならないかなと思ってしまいます。
「管理コンシェルジュ」という立場であれば、それをワンストップで一括して対応できるというメリットがありますので、お客さまにとってはとても便利なサービスだと思っています。
Q お仕事で心掛けていることは?
全てのお客さまに対して公平公正に接し、笑顔を忘れないことです。 顔ヨガで表情筋を鍛えています。コロナ禍でマスクはしていますが、いつも口角を上げるように努めていますし、“目の笑顔”を忘れず、お客さまに安心を提供できる存在になりたいと思っています。
信頼感を持っていただいてこそ、お客さまも安心してくださいますし、良質のサービスをご提供できると考えています。
Q 苦労したこと、良かったことは?
苦労だと思ったことはありませんが、お客さまの具合が悪くなって救急車で搬送された時には、その後どうなったのかなと気掛かりでしたね。
良かったと思うのは、お客さまに「いつもありがとう」と声を掛けていただいたときや、お客さまが笑顔を見せてくださるときですね。お客さまに喜んでいただけることが何より一番大切な事です。
Q 仕事以外の過ごし方は?
今はコロナ禍でなかなかできませんが、旅行が好きです。それとダンスをやっています。宝塚歌劇団が好きです。
普段体を動かす機会が少ないので、自分から行動しないと駄目ですね。柔軟体操をしたり、ダンスをしたりしている時が一番楽しいです。
Q コンシェルジュを目指す同年代のかたへひと言
このお仕事をしていると毎日メリハリのある生活ができます。お客さまの笑顔から力をいただき、自分も笑顔を返せるときに充実感を感じます。
多岐にわたる業務を行いますし、常に頭が回転している状態ですので、ボケ防止にもなりますね(笑い)。
お客さまとのコミュニケーションも毎日いろんなことがあって楽しいです。自分が相手に良くすれば、相手からも良く返ってきます。
お客さまのご質問にお答えしたり、お問い合わせに対してご提案させていただいたりして、喜んでもらえるのは本当にうれしいことです。
ある時、中国のお客さまに「タケノコ掘りはどこに行ったらいいの?」と聞かれたことがあり、必死で調べてご提案させていただきました。
コンシェルジュという仕事は多岐にわたってお仕事をされてきたかたに合っているお仕事だと思います。いろんなことを経験しているかたほどお客さまのご要望に応えられることでしょう。
接客はもちろん、会計や帳簿管理の業務も行います。また、お子さまから年配のかたまで幅広く対応できなくてはいけません。人と接するお仕事が好きなかた、ホスピタリティー精神に溢れたかたには、最適な職業だと思います。
Q 今後の抱負は?
元気で明るく楽しく生きていきたいと思っています。
人生短いですから、楽しいことをしないともったいないです。例えば、今まで知らなかった新しい花を一日一つ見つけるとか、毎日新しい何かを取り入れ、楽しいことを発見するような生活を心掛けています。
好奇心を持って、これからも楽しくお仕事を続けていきたいです。
… まとめ..コミュニティセンターから一言
10年以上マンションコンシェルジュとして活躍されているIさんを取材してきました。居住者さまとの心温まるエピソードをたくさんお持ちで、大変興味深くお話を聞かせてもらいました。
マンションコンシェルジュに関するよくある質問FAQ
Q.残業はありますか?
業務終了間際に居住者さまがコンシェルジュカウンターにいらっしゃったらご対応いただく場合もありますが、基本的に残業はありません。家事、介護、趣味との両立がしやすいお仕事です。
Q.マンションコンシェルジュに向いている人はどんな人ですか?
マンションコンシェルジュはお子様からご年配の方まで幅広い世代の方の対応ができなくてはいけません。人と関わることが好きな方、ホスピタリティー精神に溢れた方、状況に応じて臨機応変な応対ができる方に向いているお仕事です。
Q. 管理コンシェルジュサービスの特徴は?
コンシェルジュサービスである宅配便発送・クリーニング取次・タクシー手配などに加え、管理員業務である受付・点検・巡回・管球交換も対応します。管理コンシェルジュが一人二役を担うことで居住者さまにスピーディーにサービスを提供することができます。
この記事を書いた人
株式会社コミュニティセンター社長室長
コミュニティセンター便りの取材に携わって4年、最近は原稿のデザイン制作や動画制作を一手に引き受けている。取材の時は物件を訪れスタッフの生の声を聞き、管理員業務のやりがいや楽しさを伝える無類のワイン好き スタッフとはいつもお酒の話で盛り上がっている。
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