マンション管理員歴14年-頑張って仕事をすると評価につながり仕事が増える、そして人生が楽しくなる
コミュニティセンター便り第110号-2024年8月1日発行
更新日:2024年8月1日
第110号では、 東京都内で、 管理員として元気に楽しく代行業務をこなすKさん (80歳) をご紹介いたします。
Table of Contents
Q. これまでのご経験をおきかせください?
大学を卒業後、大手保険会社に入社し、法人営業部の配属となりました。北海道、九州、名古屋、仙台など、地方都市を転勤しながらキャリアを積みました。
60歳で定年退職した後、6年間は国家公務員として東京都の年金基金に勤務をし、年金相談等の業務を担当していました。
Q.コミュニティセンターとの出会いは?
66歳になって引退を考えるタイミングが来ました。隠居も考えたのですが、人生100年時代に66歳で隠居は早すぎますよね。でも、大学卒業後43年間暦通りに休みなく働き続けていたので、フルタイム勤務を継続することは体力、気力的に厳しいなぁと悩んでいました。何か自分のペースで適度に働ける仕事はないだろうかと思っていた時に、新聞広告でコミュニティセンターの求人を見つけました。
約14年前、当時のコミュニティセンターの事務所はこぢんまりとしていました。そのアットホームな社風が気に入って、お仕事を始めました。
はじめは、マンション管理員のお仕事と、国家試験の監督官のダブルワークをしていました。試験監督のお仕事はコロナ期に一度なくなってしまったので、今はコミュニティセンター1本に絞って仕事をしています。
マンション管理員と試験監督の仕事は全然違う職種ですが、試験監督は「気くばり・目くばり・心くばり」が必要な仕事です。そこで培われた「気遣い力」はマンション管理員の仕事にも生かせています。
Q.現在は当社でどのような働き方をされていますか?
今年で登録から14年、毎月10件ほどの物件で業務をします。月間業務時間は175時間ほどです。14年間、大きなクレームを起こすことなく仕事をしてきました。その成果をご評価いただいて、ありがたいことにお客さまから「ぜひ代行に入って欲しい」とご指名をいただくことが増えました。今、代行に入っている物件も先方からご指名を受けた受託営業部の方から、「ぜひお願いします」とお声がけいただき、お請けしました。
頑張って仕事をすると評価につながり、仕事が増えます。そして、収入面でも精神面でも満足感が出て日々が充実してくる。良い循環が生まれています。
Q.マンション管理員のお仕事について
偶然見つけた新聞広告からマンション管理員になりましたが、今はこの仕事が自分にとって天職であると思っています。保険の法人営業をしていたころから、人と会ってお話しすることは好きでした。コミュニケーション力は高いと自負していますが、その基盤は保険会社時代に培われました。
マンション管理員の仕事は、シニアでも無理なく、自分のペースで仕事ができる。社会参加を実感できる。人の役に立っているやりがいもあります。適度に体を動かす仕事なので足腰も自然と鍛えられます。健康維持のためには最適な職業です。
Q.仕事に対するポリシーはありますか?
1番大切にしていることはあいさつです。明るく、元気に、笑顔であいさつすることを心がけています。身だしなみも大切です。清潔感を与えられるように心配りしています。
マンション管理員は居住者さまが安心して生活できる環境を守る役割があります。「居住者さまに安心・安全な住環境を!」とモットーに仕事をしています。
Q.業務で気を付けている点は
物件ごとにローカルルールが存在しています。物件ごとにやり方が違うので、引継ぎ時に不明点は必ず確認をし、引継ぎで教わったとおりに忠実に業務をすることが大切と考えます。
そして、勝手な自己判断をしないこと。業務中に困ったことやイレギュラーな事態に遭遇したら、慌てて動かずに、対応方法を確認します。
管理室内には、必ず管理規約が置かれていますので、目を通すようにもしています。
Q.仕事をしていて嬉しかったことは
正規管理員の方が、なかなか採用できず、私が代行管理員として数カ月業務に入っている物件がありました。ようやく正規管理員を採用できたときに、お客さまから「ぜひ教育をお願いしたい」とご指名をいただけたことです。正規管理員さんが無事に独り立ちした際には、管理組合の理事長さまからも感謝のお言葉をいただけて、とても嬉しかったです。
Q.長く活躍し続ける秘訣は
仕事を好きになること、楽しむことです。コミュニティセンターで仕事をしている14年の間にさまざまな経験をしましたが、自分自身が「楽しく、元気に仕事をしよう」と思って、仕事に取り組んでいるためか、悩んだことはほとんどありません。毎日が楽しく充実しています。
健康でいることは大前提です。健康を害しては仕事も生活も成り立たなくなりますので、食事には気を遣っています。食事は魚を中心に、晩酌に芋焼酎を飲む日もありますが、飲みすぎないように休肝日ルールを設けています。
Q.今後の目標などありますか?
先日、10月に開催されるプレミアムアワードの招待状を受け取りました。一定の基準をクリアしたスタッフしか招待されない会と聞いていましたので、招待状を受け取った時は嬉しかったです。志高い仲間たちと交流できる良い機会になると期待しています。
80歳を超えましたので、無理をしすぎず、仕事とプライベートのバランスをとってお仕事していきたいです。1年ごとに目標を立て、1年1年を大切に、楽しく仕事が続けられる環境を整えていきます。プレミアムアワードに毎年呼ばれ続けるスタッフでいたいです。
Q.後進の方へのメッセージ
14年前に初めてコミュニティセンターに面接に行ったとき、社員の方は10名もいなかったと記憶しています。現在は事業も拡大し、大きな会社になりました。仕事もたくさんあるし、思う存分仕事ができる環境にあります。
私が特に頼りにしているのは巡回指導員の皆さんです。わからないことがあったときにはすぐに電話で質問ができます。各物件を巡回してくださっているので、実際の現場を見ながら、困っていることを相談することもあります。
コミュニティセンターの登録スタッフ数は、もうすぐ2,000名に到達するそうです。仕事がたくさんあり、研修制度も充実しています。健康であり続ける限り、定年を気にせずに、ずっと仕事を続けることができる環境です。私たち登録スタッフは、日々の研鑽を怠ることなく業務にまい進していきましょう。
… まとめ..コミュニティセンターから一言
今回インタビューに応じてくれたのは当社のなかでも大変評価の高いスタッフです。仕事を楽しみ、人生を充実させており、当社が目指す「シニアのウェルビーイングな世界」を体現していました。
マンション管理人に関するよくある質問FAQ
Q. 巡回指導員の役割を教えてください
業務品質の維持・向上のため、担当エリアの物件を巡回し、スタッフがきちんと契約業務を遂行できているか、スタッフの健康状態、当該物件でのトピックス(事件、事故、クレームの発生等)を確認、清掃指導などを行っています。また、社内各部署との連携により、管理会社さま、および管理組合さまに対して、当社サービスのご提案などをしております。
Q. マンション管理員未経験です。大丈夫でしょうか。
はい、大丈夫です。 当社に登録しているスタッフの大半が、「マンション管理人になって初めて清掃をやった」という方ばかりです。新人研修では座学に加えて、清掃の実務研修も行います。そのために巡回指導員がサポートしますので、ご安心ください。
この記事を書いた人
株式会社コミュニティセンター社長室長
コミュニティセンター便りの取材に携わって4年、最近は原稿のデザイン制作や動画制作を一手に引き受けている。取材の時は物件を訪れスタッフの生の声を聞き、管理員業務のやりがいや楽しさを伝える無類のワイン好き スタッフとはいつもお酒の話で盛り上がっている。
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