シニアの健康術歩行編①-なぜ膝・腰を痛める?現代人の歩き方の盲点
シニアの健康術
最近ますます膝や腰を痛めて、歩行が崩れている人が多いようです。
健康長寿が崩れてします原因は下半身から。
せっかく仕事や趣味を行いたくても歩行が不自由ではつらいものがあります。
また足腰のために一生懸命歩行(1日6000歩?)しても膝を痛めたままではかえって悪くしてしまう可能性も・・・。
今回は膝を痛めないための歩行術1点です。
難しいことはありません、現代人が忘れてしまった1点を取り戻しましょう。
このコラムはマンション管理人・清掃員に限らず多くの方の健やかな健康長寿のために書いています。
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昔は草履、今は靴
現代人は、普段ほぼ100%靴を履いて歩行しています。
着物を着たときや特殊な職業の方以外は靴で生活されているでしょう。
靴にはもちろん利点はあります。
・クッションがいい
・脱げにくい
・ファッション性が高い
・保温性が高い
など多々あります。
もちろんこれ以外にも利点はあるでしょう。
しかし物事は裏腹で利点は視点を変えれば欠点にもなります。
・クッションがいい→足の地面の踏み方が下手になる→足首などが固くなりやすい
・脱げにくい→足指が何もしなくなる→膝痛・腰痛の原因になる
など、実は靴の問題点も多いのです。
踵のクッションを高めれば高めるほど、痛いときの一時しのぎにはなっても、地面の踏み方が曲がっていてもクッションがカバーしてしまいますので、トータルで考えれば歩き方の問題があっても気づけず悪化させてしまいます。
足はまっすぐに地面をとらえる必要があります。
ハイヒールを履いて着地するときに足が揺れてしまっている方も多く見受けられます。
ハイヒールほどではないにせよ、足がぶれていることに気づいていない方もおおいかもしれません。
余談ですが、時代劇を見ていると裸足で草履をはいて冬は寒そうに見えますよね。
実は裸足の方が足は冷たくないのですが、靴下になれた現代人にはわかりににくいですよね。
足指を生かせば膝がよみがえる
膝をいためる最大の原因は足指が使えていないことです。
靴文化が大きく影響していると思います。
私は子供に武道を教えていますが、裸足で稽古することは成長にとって非常に有効と感じています。
では足指を生かす一点は何でしょうか?
一点で言えば、足指を思い切り伸ばすことです。
特に親指を伸ばしてください。
ストレッチでは思い切り、踵と親指を引き離すように伸ばしてください。
歩行時は力まないぎりぎりまで親指を伸ばした感覚で歩いてください。
膝が立つようになります。
逆に足指の力が抜ければ膝は抜けます。
足指、とりわけ「親指を伸ばす」これが今回の1点です。
参考までに手指で伸ばすのは「小指」ですのでお間違いのないように。
親指を伸ばして膝痛・腰痛とはさよならしましょう。
この記事の執筆者
東京在住-武道歴40年(現極真空手五段師範)
コミュニティセンターのホームページ制作に関わって8年。空手・古武術・合気道・総合格闘技などジャンルを超えて身体動作を追求。マンションの理事長を17年続けてる一方で、幼年からシニア(80歳以上含む)幅広い年齢層に対して道場、学校、体操教室などでの指導経験をもつ。年齢に関係なく正しい動作改善により健康(腰痛、膝痛など)・パフォーマンスが劇的に変わることを教える。
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