仕事に対しては誠実で謙虚に人に対してはサービス精神を 忘れないように心掛けています
コミュニティセンター便り第58号-2020年2月1日発行
第58号では、関西支店のMさん(74歳)のインタビューをお届けします。
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Qコミュニティセンターで仕事をする以前は?
繊維関係の中堅の専門商社に30年以上勤めていました。54歳の時に関連会社に出向、転籍となりましたが、そこも繊維関係の商社で、60過ぎまでそこで過ごしました。営業部門がほとんどで、人相手の仕事でした。今の仕事も人相手の仕事ですので、ちょうどいいかなあと思っています。
Q全く業種の違う仕事では?
私は学生時代にいろんなアルバイトをしていました。その中でも一番長くやったのが旅行会社の添乗員です。
修学旅行の添乗が多かったですね。300~400人の学生を相手に、団体の添乗員をやりました。
昔は夜行列車とか、船であれば夕方の船で翌日別府に着くとか、割合ハードな仕事をしてきました。
あとは事務処理関係のアルバイトとか、体を使う仕事とか、いろいろな経験をしました。サラリーマン生活を終えた後は、また学生みたいに戻れればいいやと考えていて、定年後もいろんなことをやってみたいなという気持ちは強かったですね。
たまたま新聞のチラシを見ていたら、大手のマンション管理会社の管理員の募集が載っていました。
一度試しにトライしてみようかと、面接を受けたところ決まりまして、そこで 9年 4カ月管理員の仕事をやりました。その管理会社は私が入った当時は 65歳が定年だったのですが、会社の方から「まだやってくれますか」という話があり、70歳まで勤めました。
その後、家にいて暇を持て余していたところ、管理会社の別の物件にいた管理員さんがコミュニティセンターでお仕事されていて、そのかたが「向井さん、暇やったら紹介するよ」と言ってくれまして、そんな経緯でコミュニティセンターを紹介してもらいました。
管理員の仕事は経験していましたのですんなりできたと思います。代行の経験はコミュニティセンターに来てからです。
Q仕事での苦労は?
昨年のことです。勤務中のことでしたが、昼食を食べた後、おなかが痛くなったんです。鈍痛でしたので何とか頑張って夕方5時まで仕事をしました。帰宅途中に病院で診てもらったら、「すぐ大きな病院で診てもらってください」と言われました。胆石でした。
肝臓の数値も上昇していっているからすぐ手術した方がいいということになりまして、1週間ほど入院して胆のうを摘出する手術を受けました。
おなか痛くなるまでは元気だったのですが、そんなこともありましたね。盲腸と同じで、後に引く病気ではありませんでしたので、退院後は仕事に復帰させてもらって今までと変わりなくやっています。
昨年の 12月は 1~2日の新規の物件が集中しましたね。引き継ぎに行っては、鍵のことから中のセキュリティのこと、来客・駐車・ごみ対策とか、全て物件によって業務の対応が変わってきますので、数も多くてだいぶ混乱もしましたが、何とかクリアして年を越すことができました。
Q仕事をしていて良かったことは?
たまたま12月に桜の宮の物件で2日間仕事をしている時に、以前 9年 4カ月管理員をしていたマンションの居住者のかたがそのマンションに引っ越してこられていて再会したんです。
当時そのかたはご主人と娘さんの 3人で住んでいたのですが、奥さんが出掛ける時に鍵を持って出るのを忘れてしまったということがあったんですね。それで奥さんが帰宅しても部屋に誰もいないので入れないんです。マンションに戻ってこられたのですが、鍵がないので困ったという様子で、雨降りの寒い日でもありましたし、「管理員室でご主人が帰るまで待たれますか」と申し上げました。ちょうど昼時だったので、お弁当とお茶を買ってきて差し上げました。それから 30分くらいしてご主人が帰ってこられたのです。 その時のことを思い出して涙を浮かべて再会を喜んでくださったんですね。管理員の仕事をしているとこういうこともあるんだなあと大変うれしかったです。お客さまに喜んでいただけるというのが最高の喜びですね。
Q仕事で心掛けていることは?
仕事に対して誠実で謙虚でありたいと思っています。お客さまに対するサービス精神を忘れないように心掛けています。
Q趣味は?
40代の半ば頃から山歩きの会に入っています。
月に1回はその会から招集がかかりますので、年に1、2度は本格的な登山もします。百名山を登られた会の会長さんが 3000m級の山にも連れて行ってくれます。
山歩きで足腰も鍛えられます。足腰がしっかりしていないとマンションでの巡回もできませんからね。1時間くらいぶっ続けで巡回しなければならない物件もあります。階段を上ったり下りたりしますが、それもあまり苦になりません。通勤の時でも駅から 20~ 30分歩かないといけない物件もあります。足腰が弱いと大変だと思いますね。
それと、家内がカラオケを熱心にやっています。週に 2回くらいグループで行っています。僕も仕事のない日はその中に入って大きい声を出しています。家内は 240曲くらい歌えると言っています。僕はそこまではまだまだいきませんけどね。
Q同年代の皆さんへアドバイスを
管理代行員は自分が主役というふうに考えない方がいいと思います。正管理員さんのやっているやり方に極力沿ってやることが大事だと思います。僕も9年間管理員をやって代行員に来てもらったこともありますので分かりますが、代行さんに仕事のやり方を急に変えられたりすると管理員さんも困ります。代行は正管理員さんの考え方に沿って、あまり自分の考え方を出さないというのが基本ではないかと思います。
居住者さまに対しても、管理会社に対しても、正管理員さんに対しても、サービス精神を基本に仕事をすればトラブルもあまり起こらないでしょう。これから代行をされるかたもそのようにしたらよいと思います。
Q今後の抱負は?
病気もしましたし、家内の健康も伴わないとこの仕事は続けられませんので、夫婦共に体に気を付けて健康でありたいと思っています。健康であればいろんなことにトライしていけます。 仕事であれ、趣味であれ、何事にも前向きでありたいと思っています。
マンション管理人に関するよくある質問FAQ
仕事での苦労は何ですか?
特に引き継ぎに行っては、鍵のことから中のセキュリティのこと、来客・駐車・ごみ対策とか、全て物件によって業務の対応が変わってきますので、数も多くてだいぶ混乱もしましたが、何とかクリアしでました。
同年代の皆さんへアドバイスを
管理代行員は自分が主役というふうに考えない方がいいと思います。正管理員さんのやっているやり方に極力沿ってやることが大事だと思います。僕も9年間管理員をやって代行員に来てもらったこともありますので分かりますが、代行さんに仕事のやり方を急に変えられたりすると管理員さんも困ります。代行は正管理員さんの考え方に沿って、あまり自分の考え方を出さないというのが基本ではないかと思います。
この記事を書いた人
株式会社コミュニティセンター社長室長
コミュニティセンター便りの取材に携わって4年、最近は原稿のデザイン制作や動画制作を一手に引き受けている。取材の時は物件を訪れスタッフの生の声を聞き、管理員業務のやりがいや楽しさを伝える無類のワイン好き スタッフとはいつもお酒の話で盛り上がっている。
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