ずっと健康でいられるように仕事も趣味も運動も頑張ります!
コミュニティセンター便り第10号-2016年3月1日発行
第10号では、主に神奈川県川崎市内のマンションで管理代行業務に携わるM.Yさん(74歳)にお話を伺いました。
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Q略歴をご紹介ください
私は学生時代からスポーツが大好きでした。中学は新設校で私たちが一期生でしたから、何か大会があると全ての競技に私たちが駆り出されて出場していました。その後、高校では陸上部に入りました。リレーと円盤投げで県大会(岩手)と東北大会に2年連続出場しました。高校卒業後は昔でいう「花嫁修業」をしていました。
実家の仕事柄、私は幼い頃から茶道を習っていました。その他、華道、和裁・洋裁、専門学校で料理を学んだりしながら、23歳で結婚しました。嫁ぎ先は魚を扱う商人で、東京の品川で夫と両親、従業員と一緒に営んできました。主人がその間2度交通事故に遭いまして、2度目の時は生死をさまようような状況でした。助かりましたけれども、仕事を続けられなくなってしまいました。息子も跡を取らなかったので、家業を辞めて神奈川に引っ越しました。
当時、私も何かしないといけないと思っていたときに、新聞で見たT管理会社の管理員の募集にダメ元で応募したら採用されました。
Q管理員時代の体験をお聞かせください
仕事をする物件に連れていっていただきました。まず敷地の広さに驚きました。40世帯ある高級マンションでしたが、北側の山の方には樹木が18本、中央の階段の所には桜の木が3本と、見事な景観の物件でした。桜の花が散る頃には大変だろうなと思いながらも、そこで仕事をしているうちに 14年間が経ちました。 同じ物件での管理員の仕事がこんなに続くとは私も思っていませんでした。落ち葉が多い秋には手伝いのスタッフが来てくれますが、90リットルの袋にぎゅうぎゅう詰めで、1日に 34袋の落ち葉を集めたこともあります。このように、清掃だけでも大変でした。
当時の勤務時間は朝8時半から午後2時半まで、火曜日と土曜日は朝 9時から午後 3時半まででした。いつも8時前には出勤していました。14年間もやっていると、幼稚園児だった子が大学に入るような年齢になりますから長い期間ですよね。その物件は高齢者のかたが多かったです。住人の皆さんにはとても仲良くしていただきました。雪が降ったときなどは、皆さんも一緒になって雪かきもしてくれましたので私も助かりました。
階段が外にあって、駐車場も平置きで 40台並びますので掃除だけでもかなり大変でしたが、私も頑張りました(笑)。ほとんどの仕事は掃除に追われました。ですから、筆記が伴う仕事はなるべく朝のうちに済ませておいて、それから清掃をするという具合でした。変わった建築のマンションで、雑誌に掲載されたり、建築を学んでいる学生が見学に来たりするような物件だったのですが、上まで行くのに階段だけでも 100段あって、体力がなかったらあの仕事はできなかったと思います。
その後、平成 25年の3月いっぱいでT管理会社を退職したのですが、そこのマネージャーだったかたがコミュニティセンターさんを紹介してくださいました。まだ子供の世話になるわけにもいかないと思っていましたし、友達からも「一人でいると早くぼけちゃうわよ」と言われたので(笑)、コミュニティセンターさんで働いてみようと思いました。
Qコミュニティセンターでの歩みをご紹介ください
平成25年の5月からコミュニティセンターで仕事を始めました。私が面接に行ったときにはすでに男性のかたが5人来ていらっしゃいました。面接後にすぐ派遣先が決まり、地図を借りて職場となる物件に向かい、仕事が始まりました。マンションにもさまざまなタイプの物件があるので、あちこち歩いて見て回るのも勉強になるものです。
今年の5月で丸3年になりますが、以前の職場とは異なり、コミュニティセンターでは代行の仕事が多いので、結構あちこちの物件に行かせてもらい、勉強になりました。私の場合は神奈川の物件が多いですね。ここに来て初めて経験することもいくつかありました。
例えば、機械式の駐車場の管理は経験がなかったのでその操作も一から教えていただきました。あるときは、「大変です。駐車場が開きません。どうしたらいいでしょうか?」と言ってお客様が管理員室に来られて、コミュニティセンターに電話を掛けて来てもらったというようなこともありました。
Q現在のお仕事の様子をお聞かせください
今、仕事をしている物件では6カ月半ぐらい経ちました。皆さん優しいかたばかりです。33世帯が入居しています。勤務時間は朝8時から昼12時までです。朝出勤したら、必ず簡単にストレッチをして、ケガをしないように体を慣らしてから始めるように心掛けています。管理員室のカーテンを開け、皆さんが出勤する際にはあいさつをします。
今の物件では保育園や幼稚園に通うような小さなお子さんたちが多いので、朝、お子さんたちが出ていくときにはハイタッチして出ていきますね。かわいいですよ。そういう意味では子供さんたちにも慣れてもらいましたね。
私はバスで出勤するのですが、同じバスに乗ってくるかたが隣のマンションの管理員さんだったり、近くのマンションの管理員さんだったりするのです。今ではすっかり顔なじみになりました。隣の管理員さんには管球(電球)の取り換え方が分からないときなどは相談したりしています。子供の頃から実家が商売をしていたので、人とのコミュニケーションは苦にならないんですね。管理員同士、お互い様ですから、隣のマンションのごみ用のネットを私が帰り際にたたんでいってあげたりもします。前のマンションに落ち葉が多ければそこも掃除します。そのように、普段からお互いに協力していれば、何かあったときにも助けてくれます。近所のマンションの管理員たちとも友達になりました。
Qオフの時間はどのように過ごしていますか?
管理人の仕事が終わった後、午後にはショッピングをしたりして家に帰ります。水泳を習いに行っているので水曜日は仕事をお休みにしています。マンション管理会社に入る前は週に3回通っていましたが、今は1回にしています。そして冬はスキーに行くので休みを多く取ることになります。その代わりに普段はあまり休まないようにしています(笑)。先日は湯沢、そのあとは苗場に行って来て、今度は志賀高原に行こうと思っています。ハイキングも好きですよ。日帰りで歩いています。健康だけが取り柄です!(笑)。この間は息子の家族が飛騨高山に泊りがけで連れていってくれました。孫はまだ1歳で小さいので子守りに行ったようなものでしたけどね。楽しい出来事でした。
健康でいられる限りはコミュニティセンターの仕事は続けたいと思っています。そのために、仕事も健康管理も一生懸命手抜きをしないでやっています。
年を取ると仕事先も少なくなってきます。ですから、受け入れてくれる所があれば、私はマンション管理代行の仕事はお勧めだと思います。コミュニティセンターさんの場合は、下見にも行って、しっかりと引継をしてくれるところが良いと思います。私もずっと健康でいられるように、仕事も趣味も運動も、これからも頑張っていきたいと思います。
この記事を書いた人
株式会社コミュニティセンター社長室長
コミュニティセンター便りの取材に携わって4年、最近は原稿のデザイン制作や動画制作を一手に引き受けている。取材の時は物件を訪れスタッフの生の声を聞き、管理員業務のやりがいや楽しさを伝える無類のワイン好き スタッフとはいつもお酒の話で盛り上がっている。
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