悩むとなぜ胸が苦しくなるのか?:シニアの楽しいわくわく健康法-姿勢編
今回はストレスなどに伴う「胸が苦しい」「胸がもやもやする」問題の原因、解決編です。
悩みは人それぞれ、ストレスの原因も様々です。
同じことでも人によって悩み方は幾重にもあります。
ところが、悩むと「胸が苦しい」「胸がもやもやする」はほぼ共通なのです。
緊張するとお腹が痛くなる、トイレが近くなるのもほぼ共通です。
これ(緊張=トイレが近い)に関しましては別のコラムで記していますので、そちらをご覧ください。
今回は、悩むと「胸が苦しい」「胸がもやもやする」のは何故なのか?その原因と解決編です。
このコラムはマンション管理人や清掃員をはじめどんな職業でも定年なき仕事を実現するための健康サポートです。
もちろん正しい運動に年齢に関係ありません。
今回もお付き合いください。
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もやもやの原因は何か?
かつては、人間には魂のようなものがあって、その魂のコアみたいなものが胸当たりにあり、それで胸が苦しくなるのでは?と考えていました。
しかし身体学を追求するにあたり、そのようなあいまいなものではなく、はっきりと身体的問題と気づきました。
結論から行きましょう。
答えは頭部(頭・顔含む)の位置です。
前回の「高齢に伴うトイレ問題・尿失禁の速攻解決」と同じ原因と思われる方は、まさにこのコラムの愛読者です。
ご愛読ありがとうございます。
そうです、実はほぼ同じなのです。
怒りや緊張時は頭部が前へ出て、その重さがお腹に圧をかけてしまい、それを支えるために腹部に力みが生じる話でした。
悩みやイライラは、頭部が少し前へ出てその重さが胸に圧をかけてしまい、それを支えるために胸部に力みが生じるのです。
怒りや緊張時はかなり頭部を前に出し、悩みやイライラはそれに比して50%くらい前へ出るために圧のかかる場所が、腹部より上の胸部になります。
この違いだけです。
では何故この違いが出るのでしょう?
根本的な違いは「表情」の違いです。
頭部が前へ出てしまう原因は「表情」です。
怒りや緊張時は顔のバーツをかなり中心に寄せます。
悩みやイライラは顔のバーツをやや中心(怒りや緊張時の「30%~70%程度」)に寄せます。
この中心に寄せる強度「30%~70%程度」によって胸部の重さのかかる場所が変わります。
「30%~」であれば胸部の上の方「50%」であれば心臓部、「~70%程度」であれば胃などの消化器系に圧がかかり力みます。
力めば血流やリンパの流れが悪くなり、臓器そのものも圧迫されて動けなくなります。
単純には怒り顔・ど緊張=100%=下腹、しかめっ面・ストレス=50%=胃+消化器系、悩み顔・陰鬱=30%=肺など呼吸器系・心臓になります。
どれも気持ちのいいものではありませんよね。
これが慢性化すれば、すなわち年中、「中心寄せ顔」をしていれば病気になりますよね。
思わぬ、疾患の一つの原因が日頃の「表情」だったりするかもしれませんね。
私は医者でも疾病研究者でもないので断定はしませんが。
思えば、肺・心臓・消化器系、思い当たる部分が多いですね。
では「胸が苦しい」「胸がもやもやする」解決法を
これも前回の「高齢に伴うトイレ問題・尿失禁の速攻解決」と同じです。
晴れやかな表情で過ごしましょう。
何か問題があるとしても、顔のバーツを中心に寄せる必要はありません。
俗にいう「悩み顔」「暗い顔」をする必要はないのです。
もしかして「悩み顔」「暗い顔」が定着していませんか?
人と会うときや、特にビジネス的な場面で笑顔を作ってもそれが私の正体ではありません。
誰もいないとき、利害がないときの表情はどうですか?
特に自分より権限が下の人と接しているときの表情はどうですか?
以前、学校の家庭訪問時、親と子(生徒)に対する言動(表情含む)がコロコロ変わる様には驚きました。
前回同様、顔のバーツは頭の後ろにゆったりとひきつけます。
この時下顎はひきつけないように(力まない)ように注意してください。
鼻の下から頬にかけて、口角が少し上がる感じで。
目玉を眼底に乗せている感じで。
目は力んで開かないように注意してください。
要は
・晴れやかな顔
・穏やかな顔
・にこやかな顔
・攻めずに暖かかく見守る顔
です。
空を見上げてみましょう。
常に一点と全体を両方見て感じる感覚です。
表情は自分がどう生きてきたのかの集大成です。
表情が、胸やお腹にプレッシャーをかけてしまうのなら、
・呼吸ストレス=胸のもやもや
・心臓のストレス=やる気が出ない
・消化器系ストレス=体調が悪い+トイレ問題
などは、どう生きてきたかの鏡でもあります。
いつからでも遅くありません。
今までの指導経験からも80才過ぎた方でも姿勢の改善、表情の改善で体調が変化します。
ぜひ参考にしてみてください。
この記事の執筆者
東京在住-武道歴40年(現極真空手五段師範)
コミュニティセンターのホームページ制作に関わって8年。空手・古武術・合気道・総合格闘技などジャンルを超えて身体動作を追求。マンションの理事長を17年続けてる一方で、幼年からシニア(80歳以上含む)幅広い年齢層に対して道場、学校、体操教室などでの指導経験をもつ。年齢に関係なく正しい動作改善により健康(腰痛、膝痛など)・パフォーマンスが劇的に変わることを教える。
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