新たな出会いに刺激をもらえるマンション管理代行員の仕事は天職でした
コミュニティセンター便り第95号-2023年5月1日発行
更新日:2023年5月1日
第95号では、 首都圏を中心にマンション管理員代行業務にご活躍いただいているOさん (60歳代) にお話を伺いました。
Q これまでのご経験は?
専門学校を卒業後、アパレル企業に入社し、40 年間、技術職として商品企画やパターンの作成などに携わりました。
展示会などに足を運ぶこともありました。定年後5年間は再雇用制度を利用して仕事を続けていたのですが、運の悪いことにちょうどコロナ期に入ってしまい、会社が倒産してしまいました。私は仕事が趣味のような人間です。
これまでの経験を振り返って、人生の後半戦は何ができるだろうと考えていた時に、「そういえば私はお掃除が好きだな」とふと思い出しまして、お掃除の仕事を探しました。
不動産屋の巡回清掃チームに入り、6年ほど在籍しました。
巡回清掃ですので、1日15 件以上の物件を車で回って清掃を行うハードなお仕事でした。
体力的にはとても大変でしたよ。
しかも、9時~ 18 時のフルタイムでしたから、最初の1カ月はつらかったです。徐々に仕事に身体が慣れていきました。清掃のコツは、その当時の先輩方に教えてもらいました。
2022 年5月、母の介護に専念することになり、一旦退職いたしました。
Q 当社との出会いは?
退職後、これまでずっと仕事をしてきた私は身体がムズムズしてしまって、やっぱり仕事をしようと思い立ちました。
インディードで求人を眺めていたら、コミュニティセンターの求人を見つけました。
これまでの清掃の経験も生かせますし、業務委託なので自分で自分のスケジュールをコントロールできる点、時間や日数に縛られないという点に魅力を感じました。
2022 年11 月に研修を受講し、本格的にお仕事を請け始めたのは、2023 年に入ってからです。
コミュニティセンターの研修は素晴らしかった。
清掃ノウハウはもちろんですが、管理員のお仕事についても基本的なことを理路整然と説明してくださるので、とてもわかりやすかったです。
研修受講者は私以外全員男性でした。「もしかして女性はいないのかしら?」と不安になりましたが、お仕事を始めてみると女性管理員さんもいることがわかり安心しました。
Q 代行管理員の仕事はどうですか?
会社員時代から、じっとしていられない性分なので、さまざまな物件で業務ができる代行管理員は自分に合っていると思います。
新しい建物、新しい居住者さまとの出会いを楽しんで仕事をしています。
物件にローカルルールが存在していることもあり、覚えることや注意すべき点もたくさんありますが、毎回緊張感があって、その緊張感を楽しんでいます。
単純作業を繰り返しするのではなく、「どうしたらもっと効率的に清掃ができるかな?」などと頭を使って考えることも多い。
それがこの仕事の面白さではないでしょうか。
Q 日常清掃業務ではどのようなことをされていますか?
朝はごみ出しから始まります。次に、館内の清掃です。エントランスホールやエレベーターホールなど来訪者の目につきやすい場所から順番に丁寧に清掃していきます。
それが終わったら、巡回をしながら、廊下や階段を清掃します。
Q 業務中にうれしかったことは?
ごみ庫を清掃しているときに、ごみを持ってこられた居住者さまが「いつもありがとう」とお声をかけてくださったことですね。
こちらはやるべき仕事をやっていただけなのに、感謝の言葉をもらえるなんて思ってもみませんでした。
Q 業務に対するポリシーはありますか?
1番大切にしていることは、基本のあいさつです。朝は憂鬱そうな顔をしている方もいるでしょう?
元気に送り出してあげたいなという気持ちで、明るくあいさつするよう心がけています。
Q 先日の輪の会にご参加いただいた感想は?
普段はお電話でお話ししている受託営業部の方と、対面でお話しできて良かったです。また、輪の会で発表されていたコミュニティサークルには期待していますよ。
これからどんなサークルが立ち上がってくるのか、ワクワクしながら待っています。
管理員は一人現場が多いので、他のスタッフさんとお話しする機会はほとんどありません。
皆さんにも輪の会やコミュニティサークルに参加をして、人間関係の輪を広げるきっかけにしてほしいです。
Q今後の目標は?
生涯現役であり続けることです。1 日でも長く心身ともに健康でいることを目標にしています。どちらかが崩れたら、そこで終わりですからね。
自分の体調管理をしっかりとやり、生涯現役で一生を終えられたら幸せです。
Qマンション管理員の仕事、 同性 (女性)の方へのおすすめポイントは?
まず適度に身体を動かせること、未経験の方でも安心して始められる研修制度とフォローアップ体制が整っていること、家事力を生かせることでしょうか。
居住者さまとのコミュニケーションにおいても、女性ならではの柔らかい雰囲気に安心感を持ってくださる方はいると思っています。
自分が誰かの役に立てているという実感も抱きやすく、生きがい・やりがいにつながるお仕事です。
男性と比較すると、女性管理員の人数は少ないので、もっともっと仲間を増やしていきたいです。
Q後進の方へのメッセージをお願いします
コミュニティセンターの代行管理員として働くメリットは、時間に縛られることはなく、スケジュール管理も自分でできて、時間にも余裕ができます。
マンション管理員はシニア世代には、もってこいの仕事ではないでしょうか。
定年退職後、仕事がなくなって家に引きこもる方もいるとニュースで聞きました。私の場合は、仕事があることで生きがいを与えてもらっています。
業務ができない日は申告でき、業務を請けるか否かは自分で判断ができるので、趣味や介護との両立もしやすい。趣味や旅行にセカンドライフを投じるのも悪くないと思いますが、仕事をしてお金を得られたら、リッチな旅行にも行けますよね。
未経験の方は最初は不安になるかも知れませんが、丁寧な研修も用意されていて、本当に誰でもチャレンジできる仕事だと思いますよ。
研修で習ったことをベースに、まずは現場に出てみて1つ1つ自分でこなしていき、身に付けて行くしかありません。習うより慣れろです。
どんなこともやってみないとわからない。そして、やってみると意外とできちゃうもの。行動あるのみです。
この記事を書いた人
株式会社コミュニティセンター社長室長
コミュニティセンター便りの取材に携わって4年、最近は原稿のデザイン制作や動画制作を一手に引き受けている。取材の時は物件を訪れスタッフの生の声を聞き、管理員業務のやりがいや楽しさを伝える無類のワイン好き スタッフとはいつもお酒の話で盛り上がっている。
コミュニティセンターでは
シニアの方にピッタリの
お仕事を紹介しています
マンション管理員やコンシェルジュなど、シニアの方にピッタリのお仕事がたくさんあります。
どのような内容でもご相談ください。丁寧にお答えいたします。
未経験の方も大歓迎です!
まずはお気軽にご相談ください。