マンション管理会社卒業後のセカンドキャリアをコミュニティセンターで「毎日が充実していて、出勤日の朝はワクワクしています。」
コミュニティセンター便り第96号-2023年6月1日発行
更新日:2023年6月1日
第96号では、関西支店で新人研修に携わるNさんにお話を伺いしました。
「新人スタッフが安心してデビューできるように、丁寧な研修を実施していただいています。」
Table of Contents
Qこれまでのご経験を教えてください
家業や音楽関係の仕事などを経験した後に、マンション管理会社に入社しました。マンション管理業界には20数年、身を置いていることになります。その間に大手管理会社を2社経験しました。コミュニティセンター入社前に在籍していた管理会社では、管理員、エリアマネージャーとして経験を積み、推薦をきっかけに研修担当になりました。
私を推薦してくださったのは、当時同じ管理会社で働いていた、現在の関西支店の支店長と推進役です。
そのころからご縁がつながってるんですよね。研修担当として3年半ほど勤務をし、退職をすることになりました。
Q当社に入社された経緯は?
管理会社を退職するときに、長年お付き合いしている現在の関西支店支店長と推進役からコミュニティセンターの話を聞きました。その話に惹かれ、違う景色を見たいとの思いから「新しいステージで挑戦してみたい、セカンドキャリアをコミュニティセンターで築いていこう」と決心し、入社をお願いしました。
ところが、入社して1年後に難病が発覚してしまいました。宣告された時は、とてもショックでした。「会社のご迷惑になってはいけない」という気持ちから、一度は退職しましたが、幸い治療が上手くいき、職場復帰できるまでに回復しました。私の「コミュニティセンターに復帰したい」という申し出を快く受け入れてくださって、「なんて社員想いの会社に巡り合えたんだろう、自分は恵まれているな」と思いました。
また、周りの社員にも気をつかっていただき、たくさんの仲間に囲まれて本当に幸せです。
難病になったときには生きていることが幸せで「生きてるだけで丸儲け」という言葉が染みましたね。
また、難病になってからは、どんなことにも「おかげさまで」の意識が芽生えるようになりました。
以前は、少し頑固なところがありましたが、自分に非があったら素直に認めるようにもなり、そうすることにより気持ちがスッキリします。
今は仕事ができていることが幸せです。出社するとワクワクします。満員電車も苦になりません。このように自分が変わったのも、病のおかげかも知れません。
Q現在の業務内容を教えてください
週3日9時半~5時半で勤務しており、主に新しく登録されたスタッフさんに向けた新人研修を担当しています。
研修に参加された方が早くお仕事デビューできるよう「丁寧に分かりやすく」を心掛けています。
当社はマンション管理にかかわる業務を主体としていますので、専門的な管理員業務・清掃員業務・コンシェルジュ業務などを学んでいただきます。そのほかにも、個人情報の管理・マナー・安全作業基準も含まれます。
Q研修を行ううえで、大切にされていることはなんでしょうか?
マンション管理員が「物件の顔」としてどれだけ重要な役割を担っているか、研修で必ずお話しするようにしています。
あるご家族がマンション購入を迷っており見学にいらっしゃったときに、管理員が親切丁寧にマンション内をご案内したことで、そのご家族はマンション購入を決断されたというエピソード「あなたがいたからこのマンションを購入しました」は、毎回お伝えしていますね。
研修中に意識していることは、私は講師ではなく、道案内人です。「主役は私ではなく、研修に参加してくださったスタッフの皆さんである」という気持ちを忘れないようにしています。
自身の体験談を話すときには、成功体験ではなく、失敗談をお話ししています。そのほうが皆さん興味を持って聞いてくださるんですよ。質問をいただくことも多いですね。
Q研修を行ううえで、工夫されていることはありますか
新人研修の日程が2日間となったので、プログラムの内容を精査しました。私は自分が話す割合を7割、参加者の方に意見を述べていただく時間を3割としています。
質問も積極的に受け付けて、話が一方通行にならないように、参加者の方と「語り合う」ことを意識して研修を行っています。
研修時間が短縮された結果、出席者の方が集中して聞いてくださっているように見えており、手応えを感じています。
ほかには、マンション管理員としてやるべきルールはきちんと守ること。
設備は実際に目にしないとわからないこともあるので、「引継ぎに行った際に現地で確認をして、当日のイメージができるようにしてくること」を特に気を付けるよう、お話ししています。
Qお仕事をしていて嬉しかったことはありますか
研修を実施することでたくさんの方にお会いできること、輪が広がっていくことです。
先日は、研修の出席者の方と話し合っている中でとても盛り上がり、皆さん初対面にもかかわらず、お昼休みに全員でお昼ご飯を食べに行きました。
短い時間でも、良い関係性を構築し、スタッフさん同士の輪を広げられたなと嬉しく思いました。
QNさんの思うマンション管理員のやりがいは
1番のやりがいは「ありがとう」をもらえることではないでしょうか。やるべき仕事をやっていただけなのに、居住者の方から直接御礼を言ってもらえると「また明日も頑張ろう」と思えます。
Q今の働き方について
大手管理会社を退職後のセカンドキャリアの道を見いだせています。毎日が楽しいです。
この会社は、社員、仲間を大切にしてくれる会社だと思いますね。
私にコミュニティセンターとの出会いをくださった前述のお二人も関西支店の第一線で活躍され続けている。
70歳を超えても、仕事があるというのはありがたいことです。最近は、本社にも管理会社出身者の方が増えてきていて、なんだか嬉しいです。
コミュニティセンターは、スピードが速い。あらゆることが、ものすごく速いスピードで、良い方向に変わっていきますね。
きめ細やかな手配や、巡回指導員、そして私も一役を担っている研修制度がある。それゆえに、たくさんの管理会社さまからご愛顧いただけているのではないでしょうか。
Q今後の抱負など
シニアの方は、社会とのつながりを求めていたり、これまでの社会経験を社会に還元したいという想いをお持ちの方がたくさんいらっしゃいます。
そういう方々がもっとたくさんコミュニティセンターに集まっていただけるよう、私たちはこれからも精進し続けなくてはいけないと考えています。
健康なしでは何事も成すことはできません。
健康でいるから仕事ができ、やりがい、生き甲斐、収入を得ることができる。コミュニティセンターには定年がありません。
この会社でも少しでも長く貢献できるよう、病と付き合いながらではありますが、末永く働き続けたいと思います。
この記事を書いた人
株式会社コミュニティセンター社長室長
コミュニティセンター便りの取材に携わって4年、最近は原稿のデザイン制作や動画制作を一手に引き受けている。取材の時は物件を訪れスタッフの生の声を聞き、管理員業務のやりがいや楽しさを伝える無類のワイン好き スタッフとはいつもお酒の話で盛り上がっている。
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