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「マンション管理代行業務」のパイオニアかつ専門会社の株式会社コミュニティセンターは、シニアが望む、シニアに望ましい働き方について追求しています。より多くのシニア層のかたがたの社会参加の機会の拡充、シニア層に適した「ワーク・ライフ・バランス」の実現のために、同ニュースレター「コミュニティセンター便り」をお届けします。

創刊号では、株式会社コミュニティセンターの登録スタッフとして横浜弘明寺でマンション管理員を務めるM.Hさん(76歳)にお話を伺いました。

居住者に娘と同じようなイメージを持てたことが長く仕事を続けられる大きな要因.
シニア世代は定年後に自宅にこもったりせずに外出し、若い世代のかたがたとともに行動することが望ましいし、それが若さを保つ秘訣

Q:マンション管理代行としてコミュニティセンターで勤務する前の職業についてお聞かせください。

硝子会社に39年間務めておりました。ガラスを加工する工場のライン管理の仕事をしていました。60歳で定年を迎えた後、3カ月ほど愛知県豊橋市の同社の協力会社で技術指導を行いました。その後退職して、しばらく自宅にいましたが、庭の手入れや家の掃除などは一週間や10日もすれば終わってしまいますし、退屈していました。
 
そこで、横須賀中央でマンション管理の仕事に就くことにました。私が定年になる頃、私の家内の妹がマンション住まいをしていまして、その義妹のマンションを何度か訪ねる中で定年後はマンション管理の仕事も面白いだろうと漠然と思っていたこともあり、この業界に飛び込んだのです。このマンションで6カ月間勤務後、M管理会社に15年前に入社し、ここの管理員となりました。今年でこのマンションの管理員業務は16年目に入ります。70歳になるまでの約9年間勤めた後に、会社の規定に基づき退職となりましたが、マンション居住者の強い要望もあり、所属がコミュニティセンターに変わったものの、現在までこのマンションで仕事を続けさせてもらっています。

Q:マンション管理の仕事をこれだけ長く続けられている理由は?

私がここでマンション管理を始めた頃に(マンションに)入居されたかたの半数以上が、私の娘とだいたい同じ30歳前後の世代でした。私自身は元来人と付き合うのがあまり好きなほうではないのですが、居住者に娘と同じようなイメージを持てたことが長く仕事を続けられる大きな要因になったのではないでしょうか。今でも娘と同じ世代の人たちが多いので日常の会話がしやすく、快適に仕事ができています。
 
正直申し上げると、ここまで長く続けられるとは勤務当初は思っていませんでした。マンションに今住んでおられるかたとのコミュニケーションが非常に良好だから続いているのでしょう。私が日頃から大事にしていること、留意していることは「居住者と同じ目線で物事を見ることです。ですから、居住者のかたが嫌だと感じることと私が嫌だと感じることはだいたいイコールではないかと認識しています。マンションのかたがたから何か苦情があれば、それは管理員である私のやり方がどこかまずいのではないか。私はこのような目線を常に持ちたいと意識しています。
 
清掃をきれいにしていると、マンションのかたがとても喜びます。個々の住居部分だけでなく、マンション全体を自分の家のように感じている人が多いのです。マンションの玄関からが自分の家なのです。清掃をきちんと行うことで居住者に喜ばれる。だから長く続けられると実感しています。
暮れ近くになると「管理員さん、来年もいてくれるよね?」とありがたいことに何人にも声をかけられます。このような言葉が励みになっています。
 
今ではコミュニティセンターで同社登録スタッフの新人の1日OJT研修を任せられるようになり、この6年間で32人を研修しています。動く姿勢、掃除の仕方、居住者との応対、挨拶などをつぶさに観察し、指導しています。

Q:マンション管理で心掛けていることは?

私は日頃から温かい「あいさつ」を心掛けています。昨年の4月、挨拶がこんなにも緊張や不安をほぐすのかと思わされる体験をしました。
その日もいつものように、朝出掛けるかたがたに、「おはようございます、行ってらっしゃいと声を掛けました。翌日、声を掛けた若い居住者のお母さんが管理室に顔を出され、「昨日は娘に挨拶をしていただいてありがとうございました」と丁寧なお言葉を下さいました。その日は、娘が大学を卒業して初めての出勤日で、緊張と不安でいっぱいだったそうなのです。管理員から「おはようございます。行ってらっしゃい」と声を掛けられたら、緊張と不安が取れて、非常に楽になって良かったと娘が喜んでいたと話してくださいました。その話を聞いて、私のほうが驚きまして、改めて挨拶の大切さ、挨拶の深さ、挨拶の重さについて認識しました。
 
今までと同じような挨拶で対応しただけなのに、なぜこの娘さんはその日に限ってそのように感じたのだろうと、私なりに考えてみました。その理由は、二つあったとみています。
一つはこうです。このご家庭が入居したのは新築からですから、娘さんが10歳頃、小学校4年生か5年生の頃に私は管理員として初めて会い、以来ずっと15年近く、ほぼ毎朝、挨拶しています。
もう一つは、挨拶の仕方がこの女性に響いたのではないでしょうか。私は、「おはようございます。行ってらっしゃいませ」ではなく、「おはようございます。行ってらっしゃい」と挨拶しています。「行ってらっしゃいませ」では、他人行儀な印象で、緊張した娘さんの心には届かったのではないでしょうか。
 
このように考えてみると、偶然かもしれませんが、「おはようございます。行ってらっしゃい」と言った言葉が、おじいちゃんのような、お父さんのような、そのような存在からの言葉と重複したのではないでしょうか。挨拶は同じような言い方をしても、相手の状況によって感じ方が変化するのだと捉えています。
マンション管理は様々な人と出会い、お付き合いの輪が広がります。シニア世代は定年後に自宅にこもったりせずに外出し、若い世代のかたがたとともに行動することが望ましいし、それが若さを保つ秘訣ではないでしょうか。

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